「四畳半タイムマシンブルース」サイエンスSARU×夏目真悟でアニメ化 湯浅政明からイラストコメント
2021年8月17日 22:30

森見登美彦氏による小説「四畳半タイムマシンブルース」のアニメ化が決定した。アニメ化解禁PVが披露され、あわせて監督の夏目真悟らメインスタッフも明らかにされた。
同作は、2010年にテレビアニメ化された森見氏の小説「四畳半神話大系」の登場人物たちが「サマータイムマシン・ブルース」の世界で右往左往する青春SFコメディ。「サマータイムマシン・ブルース」は劇団ヨーロッパ企画の公演として上演され2005年に実写映画化もされた戯曲で、森見氏の小説のアニメ脚本を多く手がける上田誠(ヨーロッパ企画)が手がけている。
森見氏と上田のコラボレーションで生まれた小説がアニメ化されることについて、森見氏は「そうなれば嬉しいな、けれどもそんなウマイ話はないだろうな、と思っていたのに、まさか本当にアニメ化が実現するとは……」と喜んでいる。
脚本は上田自ら手がけ、キャラクター原案は中村佑介が担当。監督を劇場アニメ「夜は短し歩けよ乙女」夏パートの絵コンテ、テレビアニメ「四畳半神話大系」の各話絵コンテ・演出として参加した夏目真悟(「ワンパンマン」「Sonny Boy」)が務め、「夜は短し歩けよ乙女」のサイエンスSARUがアニメーション制作を担う。
夏目監督、原作の森見氏、原案・脚本の上田からのコメントとともに、「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」で監督を務めた湯浅政明からイラストコメントが寄せられている。コメント全文は以下のとおり。
「四畳半神話大系」のアニメ放送から10年以上経ちましたが、「四畳半タイムマシンブルース」を読み始めた途端、一気にあの時の感覚が甦りました。
この懐かしさをみなさんと共有できるようアニメ化、頑張ります。合わせて“サマータイムマシン・ブルース”という新しい感覚も楽しんでもらえるよう、更に邁進するつもりです。
そうなれば嬉しいな、けれどもそんなウマイ話はないだろうな、と思っていたのに、まさか本当にアニメ化が実現するとは……。作者のひとりとして嬉しいかぎりです。四畳半の夏、タイムマシンの夏を楽しみにしております。
人類史上もっとも暑苦しく不毛な青春SF奇譚が、中村さんの熱のこもったキャラクターと、湯浅監督の湯のような熱量をひきついだ、これまた名前さえ夏らしい夏目監督によってアニメになります。より三層くらい暑いです。
原作の森見さんと僕のここまでの経緯はたいへん入り組んでおり、「四畳半神話大系」と「サマータイムマシン・ブルース」というふたつの作品が、時空をまたいでくんずほぐれつしたすえこうなりました。物語も負けじと入り組んでいますが、因果の糸をかいくぐり駆け抜けたはてには、涼やかなクーラーの風と夏の夕暮れが待っておりましょう。

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