脱北した女性がボクシングに生きる希望を見出す――「ファイター、北からの挑戦者」11月12日公開
2021年8月16日 14:00

北朝鮮から逃れた女性が、ボクシングを通して生きる希望と勇気を取り戻す姿を描いた「Fighter(英題)」が、「ファイター、北からの挑戦者」の邦題で11月12日に公開されることが決定した。
脱北者のリ・ジナは、韓国・ソウルの小さなアパートに辿り着いた。休む間もなく食堂で働きながら、中国に残した父を呼び寄せるためより多くのお金を稼ごうと、ボクシングジムの清掃の仕事を掛け持ちすることにした。ジムを切り盛りする館長とトレーナーのテスは、悲惨な過去と怒りを抱えて壁を作るジナに、静かに燃えるファイティングスピリットを感じ取る。そしてグローブを渡されたジナは、次第にボクシングの世界にのめり込んでいく。
メガホンをとったのは、フランスと韓国を拠点にする映画作家ユン・ジェホ。カンヌ国際映画祭に出品されたドキュメンタリー「マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白」(2016)が世界に衝撃を与え、その経験を基に本作を作り上げた。
ヒロインのジナ役は、大ヒットドラマ「愛の不時着」で北朝鮮に暮らす商人クムスン役を演じたイム・ソンミ。俳優歴14年目にして初の主演を掴み、1カ月半のボクシング特訓を経て撮影に臨んだ。ジムの館長役にベテラン俳優オ・グァンロク、ジナの第2の人生を優しく見守るトレーナーのテス役にペク・ソビンが扮した。
「ファイター、北からの挑戦者」は、11月12日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
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