加賀まりこ、54年ぶりの主演作で自閉症の息子の母親に 塚地武雅が共演「梅切らぬバカ」ポスター&場面写真
2021年8月12日 08:00
日本映画の若手映画作家を育てる「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」に選出された和島香太郎監督が、老いた母親と自閉症を抱える中年の息子が社会の中で生きていく様、地域コミュニティとの不和や偏見といった問題を取り入れながらも、親子の絆と、他者との触れ合いを温かく描いたヒューマンドラマ。
加賀は、軽口を叩きながらも、小柄な身体で大きな息子の世話をする愛情と包容力にあふれる母親・珠子を演じる。「間宮兄弟」で日本アカデミー賞新人賞を受賞し、NHK連続テレビ小説「おちょやん」など俳優としても活躍中のドランクドラゴンの塚地が息子・忠男役を好演。さらに、珠子たちの家の隣に引っ越してきた里村夫婦を、渡辺いっけいと森口瑤子が演じ、珠子と交流を深めていく里村家の息子・草太を斎藤汰鷹が演じる。
ポスタービジュアルでは、大きな梅の木がある庭で珠子が息子の髪を切る何気ない日常が、場面写真では、珠子がメガネをかけ息子の爪を切ったり、隣に越してきた里村家とともに囲む食卓のシーンなど、自閉症を抱える息子が、1人で生きていく未来を案じる母の姿や近所づきあいの様子が切り取られている。