LAで映画館利用にワクチン接種証明書提示が義務化か
2021年8月10日 21:00
アメリカで新型コロナウイルスのデルタ株が猛威をふるうなか、ロサンゼルスの映画館やレストラン利用にワクチン接種証明書の提示を求める機運が高まっている。
ニューヨーク市がこのほど、店内飲食などの屋内活動においてワクチン接種証明書の提示をアメリカで初めて義務づけたばかり。ロサンゼルス市の商工会議所も、同様のルールを採用する案が話し合われている。
ロサンゼルス商工会議所の会長で、次期市長の呼び声が高いヌリ・マルティネス氏は「もううんざりだ」と声明を発表。「すでに効果が証明されている3種類のワクチンが存在し、いつでも接種可能になっている。これ以上、何が必要なんだ?」
ロサンゼルス郡では現在、ワクチン接種の有無にかかわらず、屋内の公共施設ではマスク着用が義務付けられている。今回の条例が採択されれば、レストラン、バー、小売店、フィットネスセンター、スパ、スタジアム、コンサート会場、映画館などの娯楽施設を利用する際には、最低1回のワクチン接種証明書を提示することが義務づけられることになる。
これに対し、現市長であるエリック・ガーセッティ氏の広報は、「あらゆる選択肢を模索する」と返答している。