伊藤万理華主演、「少女邂逅」枝優花監督がKarin.の楽曲にインスパイアされた短編「息をするように」9月18日公開
2021年8月4日 12:00
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元「乃木坂46」の伊藤万理華が主演する短編映画「息をするように」が、9月18日からレイトショーで公開されることが決定。「少女邂逅」「21世紀の女の子」の枝優花監督が、シンガーソングライター・Karin.の楽曲にインスパイアされた青春ストーリーを紡ぐ。あわせて、予告編(https://www.youtube.com/watch?v=buceBdeSH-8)も披露された。
「サマーフィルムにのって」が控える伊藤は本作で、アイデンティティや性自認に揺れる思春期の主人公アキを演じる。小野寺晃良(「ホリミヤ」)扮するキイタと転校先で出会い、心の奥に澱のように溜まっていた屈託を静かに、前向きに受け入れていくさまを描く。Karin.の「過去と未来の間」が主題歌として用いられており、Karin.が劇伴音楽も手がけた。彼女の音楽世界にも通じる「孤独」と「普遍」というテーマを、刹那的で美しい映像と解釈の余白を残したストーリーで表現している。
予告編は、夕日をつまみ上げるように指を重ねるアキに、「近くにいるように見て、本当はすんごく遠くにいるんだって」と呟き、指を合わせるキイタを活写。アキがキイタに向ける思いが、切なくもみずみずしく切り取られている。
「息をするように」は、9月18日から東京のユーロスペースでレイトショー公開。伊藤、枝監督、Karin.のコメントは、以下の通り。
まさか映画館で上映になるとは思いもしませんでした。枝さんの言葉にできない淡い世界とKarin.さんの実直で優しい歌声を大画面でぜひ触れてほしいです。この撮影を通して、自分は、誰しも、誰かとの替えがきかない特別な存在なんだ、と救われました。おふたりに出会えて良かったです。
まさかこのような形で劇場で流していただけること、とても嬉しく思います。この作品はもともとKarin.さんの楽曲からインスピレーションを得て、短編映画とミュージックビデオのセットという形で製作しました。そこからたくさんの人たちのおかげで、1本の短編映画として生まれ変わりました。感謝です。
わかりやすいものが急速に手に入りやすい時代になりましたが、それでもきっと、ずっとわからないものは存在していて、それは究極のところ自分自身なのではないかと思います。それは可笑しくも苦しいことですが、だからこそ生きているのだと思います。そう信じている私を救いたくて作りました。
そして、どうかこの作品がどこかの誰かに届くといいなと思ってもいます。
音楽活動を始めてから「孤独」というものと向き合って楽曲制作をしてきて二十歳になる前に、孤独の集大成「solitude ability」というアルバムを制作しました。この短編映画を通して、一人だった孤独がこんなにたくさんの方と関わることができるとは思ってもいなかったので驚きもありましたが、何よりもこのアルバムがより確かな存在になれた気がしていて、私だけでは見られなかった景色を見ることが出来たように感じます。以前から伊藤万理華さんの表現が好きでした。枝優花監督が映し出す世界観に何度も救われ、全ての作品をチェックしていたので、今回夢のようなコラボレーションが叶い、本当に嬉しかったです。そして、人生で初めて劇伴の制作を担当させていただきました。どうしたらアキとキイタの感情に寄り添うことが出来るのかを考え、何度も映像に音を合わせて紡ぎました。この劇伴は「綺麗な水色に墨を一滴垂らしたような音」をイメージの元、旋律を考え、弾かせていただきました。誰かを思った時に放たれる鋭い光や優しい眼差しを「息をするように」で感じました。是非たくさんの方に見ていただきたいです。
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