耳の聞こえない目撃者が連続殺人鬼に追われる 韓国発サイレントスリラー、9月24日公開
2021年7月29日 17:00

耳の聞こえない女性が連続殺人事件の現場を目撃し、殺人鬼に追われるさまを描いたサイレントスリラー「MIDNIGHT」(英題)が、「殺人鬼から逃げる夜」の邦題で、9月24日に公開されることが決定した。あわせて、予告編とポスターもお披露目。映像では、音のない世界で殺人鬼から逃げ続ける恐怖を体感できる。
耳の聞こえない主人公・ギョンミはある日、連続殺人事件に遭遇。唯一の目撃者となった彼女は、理由なく殺人に手を染める犯人の標的となる。ギョンミは必死に逃れようとするが、彼女には追っ手の足音は聞こえず、助けを求める言葉は届かない。頼みの綱は、自身の知恵と視力、脚力のみ。そんな彼女に、大胆で頭が切れるサイコパスがじりじりと迫っていた。
ギョンミを演じるのは、「リトル・フォレスト 春夏秋冬」のチン・ギジュ。韓国の大手企業「サムスングループ」を辞めて報道記者となり、さらに俳優へと転身した異色の経歴を持つ彼女が、愛する家族を守るため、連続殺人鬼と命がけの鬼ごっこを繰り広げる女性を体現した。「コンジアム」のウィ・ハジュンが、ギョンミを追いつめる殺人鬼・ドシク役を務める。爽やかにスーツを着こなし、警察をも手玉にとるスマートな表の顔と、殺人衝動を抑えきれない狂気をはらんだ裏の顔を巧みに操るドシクを演じ上げた。新鋭クォン・オスンが本作で映画監督デビューを果たし、脚本も担った。
予告編は、必死に逃げるギョンミと、まるで狩りを楽しむかのように彼女を追走するドシクをスリリングに映し出す。音が聞こえないことで気配を感じとれず、声も届かないという、ギョンミが置かれた極限状態を味わうことのできる映像が完成した。ポスターには、呼吸すらもはばかられるほどの恐怖に怯えるギョンミ、背後に迫るドシクが切り取られており、緊張感がにじむビジュアルとなった。
「殺人鬼から逃げる夜」は、9月24日に東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開。
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