観客への配慮を無視したグロ描写で映倫に審査拒否された問題作「真・事故物件」撮影開始
2021年7月19日 23:00

オカルトメディア「TOCANA」によるホラー映画プロジェクトで、角由紀子編集長が原案を手掛ける第1弾「真・事故物件 本当に怖い住人たち」の撮影がスタートした。
“新感覚”事故物件映画となる本作は、心霊系Youtuberたちが、ホンモノの事故物件にたどり着き、そこで撮影中に次々と恐怖に襲われる。その事故物件は過去に日本犯罪史上、最も凄惨なバラバラ殺人事件と言われた事件現場だった……という物語。
角編集長は、「怖すぎるホラー映画は時代的にNGというクソみたいな風潮を変えたいという気持ちがありました。天才、佐々木勝己監督には『観客への配慮』など完全無視して本物の地獄をトカナで撮ってくれとお願いし、映画史に残る恐怖を生み出してもらいました」と語っている。
審査のため脚本を映倫に提出したが、あまりにも血みどろ&グロ描写の連続の脚本であったため、映倫からは「この脚本のままの映像だと、R18指定を超えているため審査は通りません。日本国内での上映は認められない、ということです」という前代未聞の審査結果を受けた本作。配給担当者が「公開日が決まっているのに今更上映NG、というのは無理です!」と泣きつき、「修正できる段階のラフ映像を見せてください。その際には監督も同席してください」と、邦画ではあり得ない監督呼び出しがかかったという。果たして、無事に公開できるのか、その行方が気になる一作だ。

監督・脚本はスプラッター映画「星に願いを」で長編デビューし、「夏のホラー秘宝まつり」「ゆうばり映画祭」を震撼させた佐々木勝己。主演は映画初出演で驚愕の血まみれ演技に挑戦する海老野心。共演者には、舞台などで活躍中の小野健斗、人気グラビアアイドルの小島みゆ、RaMu、渋江譲二。2022年2月18日、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿シネマカリテほかで公開予定。
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