野本梢監督の渾身作「愛のくだらない」最新ビジュアルと予告編公開
2021年6月30日 18:00
昨年11月に開催された第14回田辺・弁慶映画祭で弁慶グランプリと映画.com賞をダブル受賞した、野本梢監督「愛のくだらない」が、8月27日から9月16日までテアトル新宿で開催される「田辺・弁慶映画祭セレクション2021」で1週間限定上映される。このたび最新ビジュアルと予告編が公開された。
田辺・弁慶映画祭は、「横道世之介」の沖田修一監督や「あのこは貴族」の岨手由貴子監督など、新たに日本映画界を切り拓いていく才能を数多く輩出してきた新人監督の登竜門と言われる映画祭だ。
野本監督「愛のくだらない」は、“女性のキャリアと出産”という話ではなく、ひとりの30代の人間が、忙しさや意地の張り合いにより、仕事でもプライベートでも失敗しながら成長する姿、“他社との関係性”をコミカルに描いている。「生きづらさ」を感じている人々を描き続けてきた野本監督が、自身のリアルな体験を元に描いた渾身の一作である。
キャストは、野本監督の処女作から共にする藤原麻希に加え、お笑いトリオ・ななめ45°の岡安章介。さらに村上由規乃、橋本紗也加、長尾卓磨、手島実優、根矢涼香ら個性派、演技派が共演している。主題歌「嘘でもいいから」はシンガーソングライターの工藤ちゃん。
野本監督は「この映画は私が映画を撮り始めてから出会った人たちとの、うまくいかなかった出来事を元に、いつから崩れてしまったのだろうという内省から制作したものです。ミスかエラーかを見極めて、駆け回って間違ってしまってから反省して再起をめざす人に寛容であると、ちょっと楽になるのかな……と。責任もあって毎日を生きることに精一杯な、たくさんの方にご覧いただきたいです」と制作意図を述べている。
第14回受賞作品や受賞監督の過去作・新作などを特集上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2021」では他に、TBSラジオ賞の三浦克巳監督「親鳥よ、静かに泣け」、俳優賞の礒部泰宏監督「いる」、キネマイスター賞の小川深彩監督「偽神」、そして観客賞の亀山睦実監督「マイライフ、ママライフ」などが上映される。
第15回田辺・弁慶映画祭は11月19日から21日までの3日間、和歌山県田辺市の紀南文化会館で開催される予定。コンペティション部門の作品募集は7月13日までとなっている。なお、9月24日から30日までシネ・リーブル梅田でも「田辺・弁慶映画祭セレクション2021」開催される。
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