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アメリカの若者たちが行き着いたユートピア、ディストピアを映す「クレストーン」「ヴィクトリア」全国公開

2021年6月9日 21:00

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砂漠の町を舞台にしたドキュメンタリー
砂漠の町を舞台にしたドキュメンタリー

5月に大阪の第七藝術劇場で国内初上映されたドキュメンタリー「クレストーン」と「ヴィクトリア」が、7月17日から東京のシアター・イメージフォーラムをはじめ、全国での公開が決定。このほど、OKAMOTO'S、SODA!(浅野忠信)、PUNPEEらのアートワークやグッズを手がけるMA1LLによるポスタービジュアルがお披露目された。

「クレストーン」は、米ボルチモアを拠点に活動するアニマル・コレクティブが初めて映画音楽を担当したことが話題のドキュメンタリー。米「FILMMAKER」誌が選ぶ「全米インディペンデント映画の新星25人」に選出されたマーニー・エレン・ハーツラー監督が、かつて先住民ナバホ族が暮らし、現在はスピリチュアリストたちのメッカとなっているコロラド州のクレストーンに移住。コミューンを作り、SoundCloudラッパーとして活動する高校時代の友人たちを取材した。音楽と自らのリバタリアニズム(自由至上主義)思想を発信するが、共同体は現実とソーシャルの狭間で次第に綻び始める。

「ヴィクトリア」は、60年代にある富豪がロスに次ぐ街として開発しようとした都市計画がとん挫した、カルフォルニアのゴーストタウンが舞台・コンプトンでの暮らしを捨て、そこへ移り住んだ青年を追う。ベルギー出身の女性監督3人組によるクリエイティブ・ドキュメンタリーで、ベルリン国際映画祭2020年度フォーラム部門カリガリ賞を受賞している。

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