ドン・ウィンズロウの新刊犯罪小説3部作、ソニーが映画化
2021年6月7日 12:00
「犬の力」「ザ・カルテル」「ダ・フォース」などで知られる作家ドン・ウィンズロウの新刊「City On Fire(原題)」から始まる犯罪小説3部作を、米ソニー・ピクチャーズと傘下の3000ピクチャーズが映画化することがわかった。
この3部作は出版社ウィリアム・モローから9月21日に第1巻「City On Fire(原題)」、22年9月に第2巻「City of Dreams(原題)」、23年9月に第3巻「City in Ashes(原題)」が刊行される。
米Deadlineによれば、ホメーロスの「イーリアス」にヒントを得たという本シリーズは、米ロードアイランド州を支配するアイルランド系とイタリア系の2つの犯罪組織に焦点を当てる物語で、ギリシャ神話のトロイア戦争のごとく、平和的に共存してきた両組織が熾烈な戦いを繰り広げることになる。家族や友人、愛する故郷を守ろうと、ストリートから組織のリーダーに成り上がった主人公ダニー・ライアンが、敵対するマフィア、地元警察、先方捜査官たちと戦いながら帝国を築き上げていく姿を描く。
ウィンズロウは本シリーズのほかに、ベストセラー小説「ダ・フォース」がジェームズ・マンゴールド監督&マット・デイモン主演コンビで映画化されることが決まっている。