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柳楽優弥×有村架純×三浦春馬さん「映画 太陽の子」主題歌は福山雅治! 楽曲が彩る予告編も完成

2021年6月2日 08:00

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「僕らは、未来を作っていると思ってた―」
「僕らは、未来を作っていると思ってた―」
(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ

柳楽優弥が主演し、有村架純三浦春馬さんが共演した「映画 太陽の子」の主題歌が、福山雅治の「彼方で」に決定。あわせて、同楽曲が流れる予告編とポスターもお披露目された。

終戦記念日の8月15日(2020年)にNHK総合で放送されたドラマ「太陽の子」。太平洋戦争末期、実際に海軍からの密命を受け京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾開発の事実をもとにしている。

映画では、ドラマとは異なる視点と結末が描かれる。柳楽が極秘任務に携わる京大生の科学者・石村修、有村が建物疎開で家を失い、修とその弟がほのかな思いを寄せる幼なじみ・朝倉世津、三浦さんが修の弟で、戦地で心に傷を負った軍人・裕之を演じるほか、田中裕子國村隼イッセー尾形山本晋也らが共演。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」やNHK大河ドラマ「青天を衝け」の黒崎博が監督と脚本を担う。音楽に「愛を読むひと」のニコ・マーリー、サウンドデザインに「アリー スター誕生」のマット・ボウレスが参加している。

主題歌を手がける福山雅治
主題歌を手がける福山雅治
(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ

主題歌を担う福山は、過去に原子爆弾が投下された故郷・長崎に現存する被爆樹木を通じ、「平和への願い。生命のたくましさ」を発信する「KUSUNOKIプロジェクト」のプロデューサーを務めており、製作陣の熱望で、本作への参加が実現した。若者たちが懸命に生きる姿、愛する者への思いを描いた物語に感動した福山は、製作陣へのヒアリングや打ち合わせを経て、「彼方で」を制作。20年12月に発売された、自身の父親の名前をタイトルに冠したアルバム「AKIRA」のラストに収録されており、全てファルセット(裏声)で歌い上げたサビが、ファンの間で話題となった。

主題歌「彼方で」が収録されたアルバム「AKIRA」
主題歌「彼方で」が収録されたアルバム「AKIRA」
(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ

福山は「この歌は、旅立つ者にいつかまた巡り会えると信じて生きてゆく、残された者の祈りの歌です。修、世津、裕之、三人の互いを愛する心が、時空を超え、平和と呼べる未来で出逢って欲しいと切に願いました」とコメントを寄せた。

予告編は、笑顔で「いっぱい未来の話しよう!」と固く手を結びあう修、世津、裕之の姿から始まる。「いま研究しているもんが完成すれば戦争は終わる。世界を変えられる」と未知の研究に目を輝かせる一方で、多くの命を奪う兵器開発への葛藤に苛まれる修。「戦争終わったら仕事する。ふたりは考えてへんの? 結婚はその後や!」と、戦争終結後の世界を見据える世津。「怖いよ、俺だけ死なんわけにはいかん」と、戦場への恐怖をさらけ出す裕之。時代に翻ろうされながらも、全力で駆け抜ける等身大の若者たちの思いが交錯する。最後は兄弟を抱きしめた世津の、「戦争なんかはよ終わればいい。勝っても負けても変わらん!」という怒りの叫びで締めくくられている。

キービジュアルには、力強い眼差しを投げかける修、世津、裕之を活写。「僕らは、未来を作っていると思ってた―」というコピーから、原爆開発、そして戦争をめぐる3人の揺れる思いが垣間見える。

「太陽の子」は、8月6日に全国公開。なお6月4日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか、全国の上映劇場(一部の劇場を除く)で、特製クリアファイルつきのムビチケが発売開始となる。福山のコメントは、以下の通り。


福山雅治
 僕自身の祖父母、両親は、1945年8月9日の長崎を生きていました。奇跡的に大きな被害を免れましたが、それは恐ろしく苛烈な現実だったと聞いています。「映画 太陽の子」は、そんな過酷な時代を懸命に生きた人たちの物語。人間は、その生まれた時代や逃れられない現実によって、かくも美しく、と同時に、時に愚かな選択をしてしまうのかと。僕にとって本作は、遠い過去の話ではなく、自分ごととして、そして今に続く「平和な世界への願い」という人類の未来へ向けてのメッセージを受け取った映画でした。すべての生命が等しく生きられる世界、また、そういう時代へと、未来へと向かっていくための願いが込められた本作に、歌という形で関わらせていただけるこのオファーを、大切に、光栄に受け止めています。

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