「いつか一緒に並んで歩きたい」 アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート「少年の君」特報
2021年5月11日 15:00

第93回アカデミー賞国際長編映画賞に香港代表としてノミネートされた「少年の君」の特報が、このほど披露された。
本作は、壮絶ないじめ、苛烈な受験戦争、ストリートチルドレンなど過酷な社会問題を描きながら、主人公2人が魅せるピュアな魂の交錯が激しく胸を打つ作品。中国国内では“諸般の事情”によってほとんど宣伝が行われないまま公開されたが、250億円近い興行収入を叩き出す大ヒットに。青春映画ジャンルとしてみれば、歴代1位の記録を樹立してみせた。香港アカデミー賞ともいわれる香港電影金像奨では、作品賞、監督賞、主演女優賞を含む8冠を達成。これまでに57の映画賞(3月19日時点:IMDb調べ)を獲得している。
特報では、優等生の少女・チェン(チョウ・ドンユィ)と不良少年・シャオベイ(イー・ヤンチェンシー)という“出会うはずのない2人”の出会い、そして厳しい現実に抗う様子がドラマティックに描かれている。高校3年生のチェンは、厳しい受験戦争の中でいじめを受け、ストリートで暮らすシャオベイは喧嘩に明け暮れる日々を送っていた。
そんな孤独の中で生きる2人が出会い、やがてお互いが唯一心を許せる仲となっていく。一緒にバイクに乗っている幸せそうな光景から一転、何かに追われ、警察によって離ればなれにされる様子を活写。2人は一緒にいることが許されない世界に生きているのだろうか――。「いつか一緒に並んで歩きたい」というセリフとともに、距離をとって歩くチェンとシャオベイの姿も映し出されている。
「少年の君」の監督を務めたのは、「インファナル・アフェア」シリーズへの出演で知られる俳優、監督のエリック・ツァンの息子であり、デビュー作から高い評価を獲得してきた俊英デレク・ツァン。7月16日から東京・新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマほかで全国公開。
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