オスカー女優オリンピア・デュカキスさん死去、89歳
2021年5月6日 18:00

「月の輝く夜に」(1987)で米アカデミー助演女優賞に輝いたオリンピア・デュカキスさんが5月1日(現地時間)、米ニューヨークの自宅で他界した。89歳だった。
弟のアポロ・デュカキスさんが、「数カ月間にわたる闘病の末、姉はようやく安らかに(夫である)ルイスの元に逝きました」と、Facebookに投稿して公表した。
ニューヨークの舞台女優として長いキャリアを誇ったデュカキスさんは、56歳のときにノーマン・ジュイソン監督の「月の輝く夜に」に出演。ニューヨークにおけるイタリア系社会の人間模様を描く同作で、ヒロイン(シェール)の母親役を人間味たっぷりに演じ、アカデミー助演女優賞を受賞。その後、いずれも1989年に製作された「ワーキング・ガール」「ベイビー・トーク」「マグノリアの花たち」をはじめ、映画60本、テレビドラマ50本以上で活躍した。
また、舞台俳優だった夫の故ルイス・ゾリックさんと劇団や劇場の設立をしたほか、ニューヨーク大学で15年にわたり教鞭を執るなど演劇界に貢献。ゾリックさんは、2018年に93歳で他界している。
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