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成人女性が未成年の設定でSNS投稿 初めてのチャットで下半身を露出する男性…卑劣な実態映す「SNS 少女たちの10日間」本編映像

2021年4月21日 12:00

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実際の犯罪の証拠として警察を動かした問題作
実際の犯罪の証拠として警察を動かした問題作
(C)2020 Hypermarket Film, Czech Television, Peter Kerekes, Radio and Television of Slovakia, Helium Film All Rights Reserved.

成人女性が未成年という設定のもとSNSへ登録すると、何が起こるかを検証したチェコのドキュメンタリー「SNS 少女たちの10日間」の本編映像の一部とビート・クルサーク監督からのメッセージ、春名風花小島慶子、仁藤夢乃らからのコメントが公開された。

巨大な撮影スタジオに作られた3つの子ども部屋に、幼い顔立ちの18歳以上の3人の女優が12歳の女子という設定のもと、SNSで友達募集をする。その結果、彼女たちにコンタクトをしてきたのは、2458人もの成人男性だった。精神科医、性科学者、弁護士や警備員など専門家による万全のケアのもと、撮影は10日間にわたり続けられた。撮影されているとは気付かず、何も知らずに卑劣な誘いを仕掛ける男たち。彼らの未成年に対する容赦ない欲望の行動は徐々にエスカレートしていく。監督は、チェコで活躍するドキュメンタリー作家のビート・クルサークバーラ・ハルポバー

公開された映像は、プロジェクトに参加した女優の一人が、お小遣い稼ぎに興味がないか聞いてきた、見ず知らずの男性との初めてのビデオチャットの場面。画面に現れたのは、顔を出さずに下半身を露出した男性。女優はプロフィールに未成年と記載しているが、男は何事も無いかのように「僕の望みどおりにすれば2000コルナ(日本円で約1万円)あげる」とささやく、卑劣な実態を切り取っている。

SNS 少女たちの10日間」は、4月23日からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。

▼コメント一覧
加害者の多くは小児性愛者ではない。強く感じたのは、「性欲」よりも「支配欲」。子ども相手なら暴力や恐怖で簡単に支配できるからだ。だが、加害者を野放しにしたまま、闇雲に子どもから SNS を取り上げても何の解決にもならない。どうか家族で観て学び、恐れずに毅然と立ち向かって欲しい。
春名風花(俳優)
子どもの支援を行う複数の NPO から、コロナ禍で子どもたちが長時間ネットに繋がるようになって、性搾取被害の相談が
増えていると聞いた。日本でもこの映画と同じようなことが毎日起きている。加害者たちの卑劣さは正視に堪えない。被害を誰にも言えず、危険にさらされている子どもが大勢いる。ぜひ多くの人に見てほしい。
小島慶子(エッセイスト)
日本の少女たちも、この映画とまったく同じ現実を生きている。しかし日本社会では、それが子どもの非行や問題として語られ、被害者が責められ続けてきた。少女を性的に狙い、搾取する男性が無数にいる。加害者の存在や、性暴力の起きる社会的構造から目を背けてきたのは、私たち大人だ。現実を知った一人ひとりが、変えるために行動しなければ、それは加害を容認することになる。
仁藤夢乃(一般社団法人 Colabo 代表理事)
子供への性犯罪の危険性を映像にした驚くべき作品。ぜひ大人も子供も見て欲しい。
京師美佳(防犯アドバイザー)
半分観た段階でショックすぎて観れなくなり、今立ち止まっている。これ、男性の方が現実を観た方がいいと思う。知ってはいたが、知らなかった、だ。
今井紀明(認定 NPO 法人 D×P 代表)

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