水谷豊監督作第3弾の舞台はオーケストラ 指揮者・西本智実が初の映画音楽監督に
2021年4月14日 06:00
初監督作となる「TAP THE LAST SHOW」では夢見る若者の青春群像とショービジネスの光と影、脚本も手掛けた監督第2作「轢き逃げ 最高の最悪な日」では不幸な事故があぶり出す人間の心の奥底を描くなど、オリジナル映画を作り続けている水谷監督。新作「太陽とボレロ」では、ある地方都市の市民交響楽団を舞台に、音楽を愛する人々と音楽の素晴らしさをめぐる物語を紡ぐ。
水谷監督は本作の脚本制作の段階から、本物のオーケストラの魅力を取り込みたいと構想していたという。そしてあるコンサートで、「イルミナートフィルハーモニーオーケストラ」を創設した西本氏と出会った。やがて水谷監督が、劇中で奏でられる「ボレロ」の指揮演奏をオファー。作品のテーマと監督の思いに共鳴した西本氏が快諾し、自身初となる映画音楽監督も引き受けることになった。「イルミナートフィルハーモニーオーケストラ」が、演奏に参加する。
西本氏は、バチカン国際音楽祭に2013年から毎年招聘されるなど、「イルミナートフィルハーモニーオーケストラ」の音楽活動で広く知られている。また07年にダボス会議を主催する世界経済フォーラム「2030年イニシアティブ」に取り組むヤンググローバルリーダーに選出され、20年には慶應義塾大学SFC研究所上席所員に就任。音楽の魅力を幅広い年代の人々に届ける文化活動に、精力的に取り組んでいる。
「太陽とボレロ」は5~6月に東京と長野でロケ撮影が行われ、22年に公開予定。水谷監督と西本氏のコメントは、以下の通り。
西本さんと出会ったことにより、より深いクラシックの世界の人間ドラマを描くことができたと思います。そして、話をしていく中で、映画音楽の指揮演奏に加え、なんと音楽監督も引き受けて頂けることになりました。運命のように出会えて、お仕事をご一緒できることに、今、とても嬉しく興奮しています。ヨーロッパなど多くの国々ではクラシックを生活の一部のように楽しんでいます。この映画も西本さんとともに「クラシックを楽しめる映画」にしたいと思っています。
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