吸血鬼譚「ヴァニタスの手記」ボンズ制作で今夏TVアニメ化 花江夏樹&石川界人が主演
2021年4月12日 19:00
「月刊ガンガンJOKER」で連載中の漫画「ヴァニタスの手記(カルテ)」のテレビアニメ化が決定し、今夏放送予定であることがわかった。あわせて、花江夏樹、石川界人の出演も決まり、ティザープロモーションビデオも公開された。
望月淳氏による原作漫画は、19世紀のフランス・パリを舞台にしたスチームパンク・ダークファンタジー。人間と吸血鬼が存在するフランスで、吸血鬼の青年・ノエは吸血鬼に呪いを振りまくという機械仕掛けの魔導書“ヴァニタスの書”を探しにパリへ向かう最中、ある事件に遭遇する。ノエはそこで探し求めていた書を持つ吸血鬼の専門医を自称する人間・ヴァニタスと出会う。
花江はヴァニタス、石川はノエを演じる。ヴァニタスとノエの姿とともに、2人の声を収めたティザーPVでは、パリの風景や飛空船、物語のカギとなるヴァニタスの書などが描かれており、作品の世界観を感じられるものとなっている。
監督には「終物語」の板村智幸を迎え、シリーズ構成を「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の赤尾でこ、キャラクターデザイン・総作画監督を「ひそねとまそたん」の伊藤嘉之が担当する。アニメーション制作は「僕のヒーローアカデミア」のボンズが行う。
板村監督は「俺様なヴァニと天然ボケのノエが繰り広げるストーリー。まるでホームズとワトソンのような不即不離の関係。2人とも明るく振る舞ってはいますが、過去に何か抱えていそうです。彼らの心の機微を捉えることに日々奮闘中です…」と心境を明かしつつ、「キーワードは19世紀パリ、吸血鬼、スチームパンク。パリを豪華絢爛に、ちょっとゴシックホラーやダークファンタジーの雰囲気も。閉塞感のあるこの時期だからこそ、パリでの2人の冒険を味わっていただきたいです」とアピールしている。
オープニング主題歌はササノマリイが歌う「空と虚」に決定した。ササノマリイは「『空と虚』は、タイトルはラテン語の“ヴァニタス”の訳より。つまるところ空虚ですが、『そらとうつろ』と読むタイトルにしました。現世の虚しさ、儚さを諭すものとしての絵画のジャンルの名前としての意味もあります」と楽曲にこめた思いを明かしている。
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