東出昌大、ボクサー演じた松山ケンイチの役作りに驚き「完全にジムの住人」
2021年4月12日 16:00

「ヒメアノ~ル」「犬猿」の吉田恵輔(吉はつちよしが正式表記)が監督、脚本を務めた完全オリジナル作品「BLUE ブルー」の公開記念舞台挨拶が4月10日、東京・新宿バルト9で行われ、主演の松山ケンイチをはじめ、木村文乃、東出昌大、柄本時生、吉田監督が登壇した。
情熱はあっても才能が無い、試合に勝てないボクサーを演じた松山は「東出くんも時生くんも結構やっちゃう人だから、足を引っ張らないように頑張りました。試合のシーンも大変な撮影だったけど、みんな気合いが入っていました」と振り返る。東出は「ジムに行った時に隅の方でシャドーをしている人がいて、プロの方が練習に来てるんだなと思っていたら松山さんでした。もう完全にジムの住人になっていましたね」と、役作りに励む松山の姿に驚いたそう。

そんな彼らを見ていた木村は「3人がやけに楽しそうに話しているなぁと耳を傾けてみると、『あいつのあのステップいいよね』『どうやって減量してる?』『バンテージってどの種類がいい』といった話をしていて、この人たちは役者じゃなくてボクサーなのかもしれないなって思っていました(笑)」と、松山らのボクシング熱を明かした。
特に印象に残っているシーンについて、松山は「クランクイン日に撮影した、試合に負けた後のシーンです。もともとセリフはなく、部屋で一人うなだれるだけのシーンだったんですけど、僕が一人でいる時に色々思い出すと勝手に“バカヤロー”とか言ってたりするんですよ。それで、監督に一人の時に何か言ったりしますかと聞くと、監督はよく“違う、違う”って言ってると。それがすごくいいなと思い取り入れてみました」と、監督との会話の中から出来上がったワンシーンを挙げた。
最後の挨拶の前、東出は「実は今日、会場に洞口役を演じた守谷周徒くんが来てくれています」と、“4人目”のボクサーを演じた守谷を紹介。松山は「映画って背中を押してくれたり、何かを教えてくれたり、勇気を与えてくれるものだと思います。僕自身もそうですが、映画を観て救われることもあると思います。今はなかなか自由に生活できない状況が続いているけれども、そんな中でも映画の力っていうのは何も変わっていません。これからも、こうして映画の力をみなさんと共有していけたらと思っています」と観客に熱いメッセージを送っていた。
(C)2021「BLUE ブルー」製作委員会
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