巨大な砂嵐を圧倒的な迫力で映像化 マーゴット・ロビー主演&製作「ドリームランド」本編映像
2021年4月2日 13:00
「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」などのマーゴット・ロビーが主演する「ドリームランド」の本編映像の一部が披露された。巨大な砂嵐を圧倒的な迫力で映像化したシーンを収めている。
1930年代、テキサスの荒涼とした地に暮らす17歳のユージン(フィン・コール)は、大怪我を負った女性が納屋にいるのを発見する。彼女は地元の銀行を襲撃して警察から追われている強盗犯アリソン(ロビー)だった。危険人物だと知りながらもアリソンに惹かれたユージンは、彼女を匿い行動を共にする。
本編映像は、納屋にいた2人が町に迫りくる巨大な砂嵐を見るシーン。製作も務めたロビーは、自らが監督として白羽の矢を立てたマイルズ・ジョリス=ペイラフィットに“恐ろしいほどスマート”という印象を受けたそう。砂嵐の要素はジョリス=ペイラフィット監督のアイデアだったそうで、ロビーは「マイルズは物語の舞台となる時代にすぐに飛んでいって、ダストボウル(砂嵐)が多発する黄塵地帯の中で暮らすことの解釈を広げていった。これらの要素の多くはマイルズによって加えられたの」と、感心したことを明かす。
ジョリス=ペイラフィット監督は、本作の魅力について「時代背景と登場人物の心情が互いに作用し、ギリシャ神話に見られるような人間と自然のつながりを描いている。少年の成長物語やラブストーリーとしても、他の映画とは一線を画していた」と説明する。農民たちを苦しめた巨大な砂嵐は、現代にも通じる要素だとも語り、「1930年代のダストボウルは史上最大規模の人為的災害の一つだ。現代を生きる僕たちも同じような災害を目の当たりにしているし、それは当時の教訓を学んでいないということだ。そういった意味において、今日の問題にも直結していると感じるんだ」と話している。
「ドリームランド」は、4月9日から東京・新宿武蔵野館ほか全国公開。
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