水原希子&さとうほなみが「CHE.R.RY」を口ずさみ、逃避行へ… “人を殺した女”と“殺させた女”の物語「彼女」予告
2021年3月19日 08:00

水原希子とさとうほなみが共演したNetflixオリジナル映画「彼女」の予告編(https://www.youtube.com/watch?v=-IbhYXntH34)とキーアートがお披露目された。映像には、シンガーソングライター・YUIの名曲「CHE.R.RY」にのせ、決して叶わぬ恋のために“人を殺した女”と“殺させた女”の逃避行が、軽快に切り取られている。
廣木隆一監督(「彼女の人生は間違いじゃない」「ここは退屈迎えに来て」)が、漫画家・中村珍氏の「羣青」(小学館IKKIコミックス刊)を実写映画化。物語の軸となるのは、同性愛者の永澤レイ(水原)と、夫からひどいDVを受けている篠田七恵(さとう)だ。高校時代から七恵に恋をしていたレイは、彼女のために夫を殺害する。自分のために殺人まで犯したレイに疎ましさと恐ろしさを抱く七恵と、そんな彼女を救うため、すべてを受け入れるレイ。ふたりは互いに愛を欲しながら、絡み合わない思いをぶつけ合う。

予告編は、夫からの暴力で死を口にするほど傷つけられた七恵を前に、レイが「旦那が死ぬべきでしょ」と憤るシーンで幕を開ける。そんなレイに、七恵は虚ろな表情で「だったら殺してくれる……?」と呟く。やがて殺人を犯し、帰る場所をなくしたレイは、七恵とともに「CHE.R.RY」を口ずさみ、全てから解放されたような笑顔を浮かべ、車を走らせる。
しかし、映像の雰囲気は突然一変し、「あんたが本当に殺しちゃったんだからこうなったんでしょ!」と叫ぶ七恵と、「あたしの人生なんか、あんたがニコッとしただけでボロボロになるんだよ」と言葉を振り絞るレイを活写。「誰のためだったら、人を殺せる?」という問いかけが、見る者に様々な感情を呼び起こす映像となった。

キーアートは、朝日のなかで寄り添うレイと七恵をとらえたもの。満ち足りた様子の七恵に対し、レイはどこか切なげな眼差しを投げかけている。
あわせて、テーマ曲を制作した細野晴臣のコメントも発表された。細野は「昨年は地球規模の災厄により、自分の音楽活動も内にこもる日々でした。そんな時に救われたのが映画音楽で、廣木隆一監督から『テーマになるような音楽を1曲』という、とても魅力的なオファーが届きました。その1曲を分解し使う手法もすごい。主演お二人の『女優魂』に圧倒され、音楽を提供したことも忘れて魅入ってしまいました」と思いを語っている。
「彼女」には、真木よう子、鈴木杏、田中哲司、南沙良、新納慎也、田中俊介、烏丸せつこも出演。4月15日にNetflixで全世界同時配信される。
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