古典映画や隠れた名作に光を当てる配信メディア「鳴滝」始動 クラウドファンディング実施中
2021年3月13日 07:00

日本の秀作、インディペンデント映画を中心に、日本国内のみならず、世界へ配信することを目的とした京都発のSVODプロジェクト「鳴滝」が6月に始動する。現在、クラウドファンディングを受け付けている。

現在の京都市右京区に暮らした山中貞雄、稲垣浩ら京都の映画人が製作会社の枠を超えて結成した脚本家集団「鳴滝組」へのオマージュの意を込めた同メディアでは、松竹の協力を得て、溝口健二監督の超大作「元禄忠臣蔵」のほか、吉田喜重監督「ろくでなし」「血は渇いてる」「甘い夜の果て」、前田陽一監督「スチャラカ社員」「命のお値段」 「坊ちゃん」、渋谷実監督督「てんやわんや」「好人好日」「酔っ払い天国」を特集する。

そのほか、橋本松男監督、山中貞雄脚本「右門捕物帖 一番手柄 南蛮幽霊」など神戸映画資料館、マツダ映画社の未ソフト化のサイレント映画、荻野洋一監督の「ウイリアム・テロル,タイ・ブレイク」(未ソフト化)、篠原哲雄監督の初期作「草の上の仕事」、冨永昌敬監督「コンナオトナノオンナノコ」の配信と、吉田喜重監督をはじめ、取扱作品の監督や俳優のインタビューや、作品の批評も掲載予定だ。
「Motion Gallery(モーションギャラリー)」にてクラウドファンディング(https://motion-gallery.net/projects/narutaki_films)を実施中。
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