北朝鮮強制収容所の生存者証言を基に描いたアニメ「トゥルーノース」6月4日公開、新予告&ポスターお披露目
2021年3月12日 10:00

北朝鮮強制収容所の過酷な環境で生きていく家族とその仲間たちが成長していく姿を、生存者の証言を参考に描いた長編アニメーション「トゥルーノース」の公開日が6月4日に決定。新たな予告編とポスタービジュアルがお披露目された。
2020年・第33回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映作品で、清水ハン栄治監督が収容体験をもつ脱北者に取材し、10年の歳月をかけて完成させた3Dアニメーション。新予告編は「12年前、私は母国から亡命しました。これは私の家族の物語です」とカメラに向かって語りかける男性の言葉から始まる。1995年、北朝鮮・平壌、両親と幸せに暮らしていた主人公ヨハンは、突然父が政治犯の疑いで逮捕され、母と妹ミヒとともに強制収容所に送還されてしまう。「お母さん心配しないで。僕が母さんとミヒを守る」と決意するヨハンだったが、飢えと極寒の中「お前らは皆使い捨てなんだよ」と過酷な労働を強いられる。そんな生存競争の中、ヨハンは次第に優しい心を失うが、家族を失ったことで本来の自分を取り戻していく姿を捉えている。

清水ハン監督は「『トゥルーノース』というタイトルには2つの意味を込めました。ひとつは英語の慣用句で“絶対的な羅針盤”の意。人間として進むべき方向や生きる真の目的を、究極の環境でも見失わない主人公たちの葛藤を描きたかった。ふたつめに“ニュースでは報道されない北朝鮮の現実”。それは今日でも12万人以上が収容されている政治犯強制収容所での人権蹂躙と、抑圧の中でも健気に生きる北朝鮮の人々のヒューマニティーを表現したかったのです」と本作に込めた思いを明かしている。
「トゥルーノース」は、6月4日からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
(C)2020 sumimasen
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ガンニバル
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」にハマるのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

BETTER MAN ベター・マン
【観ないとぜっったい後悔する】「グレショ」監督最新作!ラスト5分の破壊力に、感動を超えて放心状態
提供:東和ピクチャーズ

シリーズ未見の人が観たら…
【大好きなやつでした】不覚にも“秒”で沼にハマって大変なことになった話
提供:ツインエンジン

すごすぎて言葉にならない映画
【社会現象「パラサイト 半地下の家族」の次はこれ】“超痛快逆襲エンタメ”でアドレナリン全開
提供:ワーナー・ブラザース映画

映画料金2000円は高すぎるだろ!!!!
【…というあなたに】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

聞かせてくれ、「ガンニバル」の感想を――
【感想投稿で豪華賞品が当たる】ちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)