米ニューヨークの映画館が営業再開 「映画業界全体の復活のための重要な第一歩」
2021年2月26日 10:00

新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年近く閉鎖されていた米ニューヨーク市の映画館が、3月5日(現地時間)から営業を再開させることが明らかになった。ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ州知事が2月22日、発表した。
これまでニューヨークでは、新型コロナウイルス感染者数の減少にともないバーやフィットネスジムの営業再開を許可しながら、映画館の営業を再開しないことに対して批判が集まっていた。定員の25%、あるいは1スクリーンあたり最大50人という入場制限つきであるものの、ロサンゼルス市に続いて全米第2の市場規模を誇るニューヨーク市の劇場営業再開は、米映画界にとって大きな意味を持つ。
今回の発表を受け、全米劇場所有者協会(NATO)は、「ニューヨーク市での劇場の営業再開は、映画配給会社に映画公開と劇場公開日の維持に関する自信を与え、映画業界全体の復活のための重要な第一歩となります」「なるべく近い将来に人数制限が25%から50%に増えて、収益化できるようになることを期待しています」と声明を発表した。
ニューヨーク市の劇場営業再開の恩恵を受ける最初の作品は、3月5日に劇場公開を予定しているディズニーアニメの「ラーヤと龍の王国」になりそうだ。同じ3月5日より、同社の動画配信サービスDisney+で配信されるものの、月額料金に加えて30ドル近いプレミアムアクセス料金を支払わないと視聴できないため、劇場への動員が期待できる。
なお、現時点ではアメリカとカナダを合わせた北米市場の38%の映画館が営業している。ここに7.4%のシェアを誇るニューヨーク市が加わるのは大きい。約9%のシェアを誇るロサンゼルス市に関しては、感染者数がいまだ多いため、映画館営業再開の目処は立っていない。

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