中川大志、自殺志願者を見分ける男に 飯塚健監督のオリジナル戯曲「FUNNY BUNNY」映画化
2021年2月10日 05:00

俳優の中川大志が主演し、飯塚健監督(「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」「ステップ」)のオリジナル戯曲を映画化する「FUNNY BUNNY」が今春公開されることがわかった。同作は2012年に上演された舞台版が反響を呼び、上演中から映像化の問い合わせが殺到していたという。映画版で中川は、自殺志願者を見分ける能力を持つ、自称小説家の主人公・剣持聡を演じる。
舞台は「現在」「2年後」「4年後」という構成で、謎が謎を呼ぶ緻密なプロットが演劇ファンを魅了し、のちに飯塚監督の手によって小説化された。映画では舞台の設定をさらに進化させ、小ネタ満載のエッジのきいたストーリーが展開するという。「虹色デイズ」「全員、片想い」など数々の作品を作り上げてきた中川と飯塚監督が、再びタッグを組んだ。

剣持は、「世界を救うのはいつだって、想像力だ」と豪語する、一癖も二癖もあるアクの強いキャラクター。劇中では「サルバドール・ダリの生い立ち」「ニルバーナの足跡」など、様々なロジックをちりばめた“剣持語録”が登場する。中川は「剣持という男の言葉には魔法のような力があって、その背中には何故かついていきたくなる。そんな説得力をどう持たせるか、それが今回の課題であり、チャレンジでした。人の痛みが分かるからこそ、寄り添えて、現実を知っているからこそ、寄り添うだけではない残酷さも持ち合わせている剣持は、まさしくダークヒーローなんだと、僕は思います」と語る。そして、「映画を見てくれたお客様が劇場を後にする時、ウサギが一羽二羽と増殖していったら良いな、なんてワクワクしてます。一緒に、FUNNY BUNNYしましょう」とメッセージを寄せた。

飯塚監督は、「私にとって、『FUNNY BUNNY』は特別な作品だ。作り手としてやっていけるかどうか、悩んでいた時期に書き殴った。そういう意味で、登場人物はすべて飯塚だ」と述懐。「その中心に置いた、『想像しろよ』が口癖の厄介な男、剣持聡を託すならと考えた時、浮かんだ顔は一つでした。中川君と共にした現場は今作で五度目(カメオを入れると六度目か)。難役をまとう姿は本当にキツそうでしたが、精悍で複雑な表情を絶えず見せてくれました」と賛辞をおくった。
あわせて、ティザービジュアルと特報がお披露目された。ビジュアルには、ウサギの被り物をつけて本棚の間を進む何者かの姿と、「さぁ、図書館に強盗に行かないか?」というコピーを活写。映像では「絶対に借りられない本を借りにきた」という意味深な言葉が響いている。
「FUNNY BUNNY」は、今春公開。
(C)2021「FUNNY BUNNY」製作委員会
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