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「先生は未来に触れられる」…秘境の村での教育描く感動作「ブータン 山の教室」予告編公開

2021年2月5日 10:00

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「ブータン 山の教室」ポスター画像
「ブータン 山の教室」ポスター画像
(C)2019 ALL RIGHTS RESERVED

“幸せな国” ブータンの標高4800メートルにある秘境ルナナ村の学校を舞台にした感動作「ブータン 山の教室」の予告編とポスター画像が完成した。

同作は、都会から来た若い先生と、へき地の村の人たちと子どもたちの心の交流を描いた物語。若い教員ウゲンは、ある日教官に呼び出されブータンでもっとも僻地にあるルナナ村の学校に行くように伝えられる。ウゲンは、「オーストラリアに行きミュージシャンになりたい」という夢を抱きながらも、渋々ルナナ村に向かうが、1週間以上かけ巡りついた村には、「勉強したい」と真っすぐな瞳で彼の到着を待つ子どもたちがいた。電気もトイレットペーパーもない土地での生活に不安を拭えなかったウゲンだが、村の人々と過ごすうちに自分の居場所を見つけていく。

2005年に行われた国勢調査で国民の97%が「幸せ」と答えたことなどから“幸せな国”と呼ばれるようになったブータン。その北部にあるルナナ村は、ヒマラヤ山脈の氷河沿いにあり、実際8日間のトレッキングでしかたどり着けない集落だ。ブータン出身の新鋭パオ・チョニン・ドルジ監督が初メガホンをとった。

公開された予告編では、ウゲンとルナナ村の子どもたちとの出会いの様子が収められている。都会育ちで、村での生活に不安げなうえに、やる気もあまりないウゲンだったが、「将来は先生になりたい。先生は未来に触れることができるから」という少年の言葉に、ハッとした表情を見せる。ウゲンが教師として、そして人間として変わっていくさまと、子どもたちの学びたいという強い思いに心打たれる仕上がりとなっている。

ブータン 山の教室」は、4月3日から東京・岩波ホールほかで全国順次公開。


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