“幸せな国”ブータン秘境の学校 都会の教師と村の子供の交流描く「ブータン 山の教室」4月公開
2020年8月29日 18:00

[映画.com ニュース]ヒマラヤ山脈、ブータンの標高4800メートルにある秘境ルナナ村を舞台に、都会から来た若い先生と、村の人たちと子どもたちの心の交流を描いた感動作 「ブータン 山の教室」が、4月3日から公開される。
2005年に行われた国勢調査で国民の97%が「幸せ」と答えたことなどから“幸せな国”と呼ばれるようになったブータン。その北部にある標高4800メートルの村ルナナは、ヒマラヤ山脈の氷河沿いにあり、実際8日間のトレッキングでしかたどり着けない集落だ。ブータン出身の新鋭パオ・チョニン・ドルジ監督の初監督作。
若い教員ウゲンは、ある日教官に呼び出されブータンで最も僻地にあるルナナ村の学校に行くように伝えられる。「オーストラリアに行きミュージシャンになりたい」という夢を抱きながらも、渋々ルナナ村に行くことに。1週間以上かけ巡りついた村には、「勉強したい」と真っすぐな瞳で彼の到着を待つ子どもたちがいた。電気もトイレットペーパーもない土地での生活に不安を拭えなかったウゲンだが、村の人々と過ごすうちに自分の居場所を見つけていく。
特報映像では、埃まみれの教室に戸惑うウゲンの表情に、村長は「子どもたちは勉強したいと願い、先生の到着を喜んでいます」と声をかける。学べることを喜ぶ子どもたちの笑顔とともに、ブータンで有名な伝統歌「ヤクに捧げる歌」が、抜けるような青空のもと響き渡る。
2021年4月3日から、岩波ホール他にて全国順次公開。
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