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ずっと側にいることは一番の愛情か―― 自閉症の息子を持つ父の決断と子の成長を描く「旅立つ息子へ」予告編

2021年2月5日 13:00

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「旅立つ息子へ」のポスタービジュアル
「旅立つ息子へ」のポスタービジュアル
(C)2020 Spiro Films LTD.

東京国際映画祭のグランプリを2度受賞しているイスラエルの名匠ニル・ベルグマンが、息子のために人生をささげる父親と、そんな父の愛情を受け止める青年の絆を、実話をもとに描いた人間ドラマ「旅立つ息子へ」のポスタービジュアルと予告編が公開された。

自閉症スペクトラムの息子ウリの世話をするため、売れっ子グラフィックデザイナーというキャリアを捨て、田舎町でのんびりと暮らしているアハロン。別居中の妻タマラは息子の将来を心配し、全寮制の特別支援施設への入所を決める。定収入がないアハロンは養育不適合と判断され、行政の決定に従うしかなかった。しかし入所当日、大好きな父との別れにパニックを起こす息子の姿を目の当たりにしたアハロンは、自分が息子を守ることを決意し、2人の逃避行がはじまる。2020年・第73回カンヌ国際映画祭(新型コロナウイルスの影響で通常開催を見送り)のオフィシャルセレクション「カンヌレーベル」にも選出された。

予告編では、父アハロンが全寮制の施設に入ることを拒む息子に「一緒に逃げよう」と提案し、二人の逃避行がスタート。旅先での親子水入らずの時間、そして予期せぬハプニングや困難を切り取った。すべてを言葉にしなくても、心で通じ合う親子が旅の終わりに下す決断を、温かな気持ちで見守りたくなるような映像となっている。

旅立つ息子へ」は、3月26日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開。

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