地下鉄サリン事件被害者が監督、オウム真理教広報部長と対峙するドキュメンタリーが3月20日公開
2021年1月29日 16:00
1995年3月20日の朝、オウム真理教が引き起こし日本中を震撼させた地下鉄サリン事件。通勤途中で被害に遭ったさかはらあつし監督が、オウム真理教(現Aleph)の広報部長と対峙するドキュメンタリー「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」が、事件から26年経つ3月20日に公開される。
通勤時間帯に、オウム真理教の幹部たちが東京・霞ケ関駅を通過する3つの地下鉄路線を走る5つの車両に猛毒のサリンを一斉散布。死者14人(重い後遺症で寝たきりとなっていた女性が2020年3月に死去)、負傷者6000人余りという凄惨な事件の被害者であるさかはら監督が、事件から20年の時を経て今なおオウム真理教を信仰する、Aleph広報部長・荒木浩を訪ね、ともに所縁の地を訪ねる旅に出て対話を繰り返す。凄惨な事件後もなお信者でありつづける心のありようとは何か。人を救うのではなく 苦しめる宗教とは? さかはら監督は友人を諭すように、荒木に接し、その心の内に迫ろうとする。
さかはら監督はPTSD(心的外傷後ストレス障害)と神経への後遺症を抱えながら考え抜いた末、事件とオウム真理教に向き合う決意をし、真相を伝えるため、妥協しない姿勢でのぞみ、完成までは撮影から5年の時を要した。オウム真理教を捉えたドキュメンタリー作品では森達也監督の「A」「A2」が知られているが、本作では「被害者」自らが「加害者」に迫るという、独自の視点で展開。米アカデミー賞の前哨戦と言われるIDA(国際ドキュメンタリー協会)長編ドキュメンタリー賞ショートリストに選出された。
3月20日から、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。
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