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本日1月22日、核兵器禁止条約発効 ノーベル平和賞を受賞した女性に迫るドキュメンタリー、4月公開

2021年1月22日 12:00

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13歳で被爆したサーロー節子、被爆2世の竹内道の物語が紡がれる
13歳で被爆したサーロー節子、被爆2世の竹内道の物語が紡がれる

核兵器を初めて非人道的で違法とする核兵器禁止条約が発効する本日1月22日、核廃絶を訴え続け、2017年にノーベル平和賞を受賞した日本人女性に迫るドキュメンタリー「ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに」が、4月に劇場公開されることが発表された。

「ヒロシマへの誓い」で焦点が当てられるのは、広島で13歳の頃に被爆し、約300人の学友を瞬時に亡くした経験を持つサーロー節子。カナダ人と結婚し、トロントに移住したのち、全世界に向けて平和活動を続ける姿を、4年間にわたり取材した。

また同時に、本作のプロデューサーであり、米ニューヨーク在住の竹内道が、節子と出会い、被爆2世としての自分自身を見つめなおす旅がとらえられている。ともに広島女学院の卒業生だったことで、距離を縮めたふたり。節子に励まされた道は、家族の被爆の歴史に目を向け、広島赤十字病院で初代院長を務めていた頃に被爆した祖父や、入市被爆(原爆投下後、2週間以内に爆心地から約2キロの区域内に立ち入った際の被爆)した母が語ることのなかった体験に触れる。

17年12月、サーロー節子が所属する国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」がノーベル平和賞受賞
17年12月、サーロー節子が所属する国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」がノーベル平和賞受賞

撮影は、原爆投下から70年が経った15年、ニューヨーク国連本部で行われたNPT(核不拡散条約)会議の会場で開始された。その後、広島からトロント、ノルウェー・オスロにかけて、節子の活動を追いかけた。劇中で節子は、リアルで凄惨を極める被爆体験を語る。その生々しい言葉が、核兵器を政治的均衡や国際間パワーゲームの道具として認識していた人々の心を動かし、17年12月に節子が所属する国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)がノーベル平和賞を受賞。映画のクライマックスでは、オスロで行われた授賞式で、「ICAN」のメンバーとして、そして何十万人もの被爆者を代表して、節子が受賞スピーチを行うさまがとらえられている。

アメリカのネットワークテレビで、ドラマのプロデューサーや監督として活躍してきたスーザン・ストリックラーが、監督と共同プロデュースを担った。ストリックラーは、節子と道の人生を重ねる構成について、「政治的ではなく個人の物語として描くことで、核廃絶運動には誰でも何かのきっかけがあれば関われることがより伝わる」と明かしている。

ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに」は、4月に東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。

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