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ハリウッドで女性監督作品が増加もスタッフの女性比率は依然不均等

2021年1月6日 19:00

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「ワンダーウーマン 1984」
「ワンダーウーマン 1984」
(C)2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

米映画界で、女性監督が活躍の幅を広げていることがデータで明らかになった。米バラエティが報じている。

米エンタメ業界の女性の雇用の実態を調査する米サンディエゴ大学の研究センター「Center for the Study of Women in Television and Film」が発表した調査によると、2020年の興行収入トップ100に携わった映画監督のうち、女性は史上最高となる16%を占めたという。19年は12%、18年は4%であったことから、映画業界で改革が起きていることを示している。実際、「ワンダーウーマン1984」のパティ・ジェンキンス監督をはじめ、 「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」のキャシー・ヤン監督、「ムーラン」のニキ・カーロ監督など、大作映画で女性監督が起用されることも珍しくなくなった。

また、女性のプロデューサーは28%、エクゼクティブ・プロデューサーは21%とそれぞれ2%増加している。その一方で、編集者は18%、脚本家は12%、撮影監督は3%と、スタッフのあいだでは女性の割合が依然と低く、均等とはほど遠い。

今回の調査では、女性が映画監督を務めた作品では、女性スタッフが積極的に採用されていることが明らかになった。女性監督の映画では、脚本家の53%が女性であるのに対し、男性監督の映画では女性の脚本家が8%、編集者に関しても、女性監督作品は39%が女性であるのに対し、男性監督作品では18%となっている。

映画製作現場の男女不均衡を是正するためには、女性監督をさらに増やす必要がありそうだ。

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