芦田愛菜、「えんとつ町のプペル」にウルウル 原作者の西野亮廣が絶賛
2020年12月14日 14:30

お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣の大ヒット絵本を劇場アニメ化する「映画 えんとつ町のプペル」の完成披露舞台挨拶が12月13日、都内で行われ、芦田愛菜、藤森慎吾、伊藤沙莉、宮根誠司、廣田裕介監督、西野が登壇した。
本作は、いつも黒煙に覆われ、空を閉ざされたえんとつ町を舞台に、えんとつ掃除屋の少年ルビッチと、ハロウィンの夜に現れたゴミ人間プペルが巻き起こす“信じる勇気”の物語。「海獣の子供」「ハーモニー」のSTUDIO4℃がアニメーション制作を担当した。

絵本を描き始めてから8年、映画の制作がスタートしてからは4年の年月を経て、遂に完成した本作。ルビッチを演じた芦田は「プペルと仲直りするシーンで『友達ですから』っていうプペルのセリフが好き。プペルって元々友達というものを知らないのに、ルビッチと出会ってから知っていく。そうした関係が素敵だなって思い、私自身がウルウルしてしまいました」と感想を伝えると、西野は「ルビッチには見た目が可愛くて、芯が通っている方にと思いましたね。芦田さんのアフレコも本当に最高でした」と絶賛した。

ルビッチとは元友達というアントニオを演じた伊藤は、原作者の西野との関係性について「私が10歳の時、西野さんにお会いした時『あっ西野だ!』って話しかけてしまって……(笑)。それから本当に優しく接してくれて、会うたびに『おっ子ども!』って返してくれて(笑)。その時からいつか、お仕事でご一緒したいと思っていた」と本作で念願が叶ったことを告白した。

また、影の独裁者・トシアキ役を演じた宮根は「芦田さんのアフレコを見たらすごく上手で、『俺ヤバないか?』って言ったら、西野が『宮根さんが一番上手い』って言ってくれて」と明かすも、西野が「最高ですけど、それは言ってない。これだけの報道陣がいる中で、堂々と嘘を言えるのはトシアキにしかできない(笑)」とすかさずツッコミを入れ、会場を盛り上げた。

イベント後半には、エンディング主題歌「えんとつ町のプペル」を担当したシンガーソングライターのロザリーナが登場し、生歌を披露。最後に、西野は「こうした年に映画を公開するのはとても大変でした。スケジュールも白紙になって、たくさん足掻きましたし。それで、えんとつ町の住人みんなが白旗を揚げるようなシーンのアフレコの時に、芦田さんが『誰か見たのかよ、誰も見ていないだろ。だったらまだ分かんないじゃないか』って叫んだ時に泣きました。これは世界中が求めているメッセージだと思います。この声が映画が一人でも多くの方に届くと嬉しいです」と呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。
「映画 えんとつ町のプペル」は12月25日から全国公開。
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