綾野剛主演「ホムンクルス」に成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽　特報も公開

2020年12月11日 18:00

山本英夫氏の伝説的カルト漫画を綾野剛主演で実写映画化する「ホムンクルス」メインキャストが発表され、成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽が出演することがわかった。併せて特報動画とティザーポスタービジュアルも公開された。

成田は、綾野が演じる記憶も感情も失くしたホームレスの主人公にトレパネーションを薦める医学生・伊藤学役。岸井は劇中に登場する“謎の女”に扮する。さらに、主人公に関わっていく女子高生役を石井、同じく主人公に意外な深層心理を見られてしまうヤクザの組長役を内野が演じる。このキャスト陣に清水崇監督は「旬な熱量と存在感、センスと実力……において、この俳優陣がベストだと思っています」と太鼓判を押している。

特報映像は、医学生伊藤の「記憶ないんですよね？」のセリフから始まり、衝撃のトレパネーションの瞬間やその後のスリリングな展開をスタイリッシュかつスピード感ある映像で切り取り、原作の世界観を最大限に引き出している。

2021年4月2日に日本限定で劇場公開され、その後、Netflixで全世界独占配信。

▼キャストからのコメントは以下の通り

成田凌
僕が演じた派手で臆病な伊藤という人間は、僕自身抱えたことのないトラウマがあり、冷静であるが故の起伏の激しさがある、常に矛盾と戦い生きている人です。僕は普通に生きたいですが、本作は人間というものを、思い出させてくれるような、とても興味深い作品だと思います。

岸井ゆきの
今回の現場では、チームのみんなが集まってその場面を共有し、整理しながらひとつひとつのシーンを作っていく現場だったので、毎回少しのずれもしっかり相談することができ、素直に役に挑めました。私が演じる役は、名越との出会いをきっかけに自分の過去と向き合うことになるのですが、多くは語らない曖昧な記憶との戦いを、短いシーンでどう表現するか悩みました。もし自分に脳内覚醒・第六感が芽生えたら、もうこの世にはいない祖母や祖父ともう一度話せたらいいなあと思いますが、オバケが見えるのは御免なのでこのままでいい、のか。。。むずかしいところです。

石井杏奈
監督は、優しく寄り添ってくださり、細かい目の動きや手の動きも演じながら一緒に考え、演出していただきました。現実の世界とホムンクルスの世界との演じ分けが少し大変でした。多感な時期ならではの隠れた我慢や発散に共感し肯定しながら、自分の過去を思い出しつつ作りました。もし自分に脳内覚醒・第六感が芽生えたら、毎日癒しを貰っている愛犬のうちに秘めた想いやコンプレックスを見てみたいです。

内野聖陽
「人はそれぞれの心に化け物を持っている」という視点がとても面白い。私の役は、組長といういかついキャラですが、その深層心理には意外なものを持っています。そこに惹かれました。「呪怨」の清水崇監督が作られるのですから、これはゾッとするようなリアリティーのある映像世界になるに違いないと、ワクワクする思いで参加させて頂きました。もし自分にホムンクルスが見えるようになったら、人生毎日が楽しすぎて刺激が強すぎますよねぇ。