キャスト陣が解説! 「ワンダーウーマン 1984」悪役のドラマに魅了される理由
2020年12月9日 14:00
大ヒットDC映画「ワンダーウーマン」の続編「ワンダーウーマン 1984」が、12月18日から全国公開される。映画界では近年、「ヴェノム」や「ジョーカー」など、ヴィランやダークヒーローの苦悩と背景が描かれた作品が多く観客の心を掴んできたが、本作でも新たに登場する悪役のドラマが魅力的に描かれている。
1984年、人々の欲望をかなえると声高にうたう実業家マックス(ペドロ・パスカル)の巨大な陰謀と、正体不明の敵チーター(クリステン・ウィグ)の出現により、最強といわれるワンダーウーマンが絶体絶命の危機に陥る。
前作に続き、ワンダーウーマンの最愛の恋人スティーブを演じたクリス・パインは「この映画の魅力の一つは、悪役でさえ彼らの考えや犯罪行為の背景が描かれていることだ。そして、ヴィランたちがワンダーウーマンという愛と思いやりに出会うんだ」と語る。さらに、「彼女はヴィランたちとただ戦うのではなく、理解しようとする。だから、彼らのドラマには愛があふれているんだ」と解説し、ヴィランたちにも焦点を当てたドラマティックなストーリー展開を示唆する。
パスカルは、自身が演じたマックスについて「特に悪者を演じるといったものではなかったんだ。彼は僕らみんなと同じ人間なんだ。たぶん、誰でも自分に扱える以上の力を手に入れたら、自分に変化を求めることになると思うんだ」と共感を寄せる。
チーターを演じたウィグは「バーバラ(チーター)がダイアナ(ワンダーウーマン)に出会う時、彼女は目立たなくて、あまり友人がいなくて、社交が苦手なんです。誰も彼女に注意を払いません。彼女はそういった苦悩を人生や仕事で抱えています」と説明し、疎外感や孤独が彼女の物語に反映されていることを明かした。
「ワンダーウーマン1984」は、12月18日から全国公開。