「40歳の童貞男」監督、パンデミック中の映画製作を描くNetflixコメディに着手
2020年11月26日 13:00
大ヒットコメディを多数手がけてきたジャド・アパトーが、Netflixの新作映画を監督することがわかった。
「40歳の童貞男」(2005)から「無ケーカクの命中男 ノックトアップ」(07)、「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」(15)、「The King of Staten Island(原題)」(日本未公開)まで、アパトーはユニバーサル・ピクチャーズをホームとしてきたが、現在スタジオ各社が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けるなか、今回は起動の早さからNetflixと組むことを決めたようだ。アパトーは、Netflixのコメディドラマ「ラブ」で共同企画・制作総指揮を務めているが、Netflixの映画を監督するのはこれが初めてとなる。
タイトル未定の新作は、パンデミックの最中に俳優や女優たちがホテルに籠もり、なんとか映画を完成させようと奮闘するさまを描くタイムリーなコメディ。キャストは発表されていないが、米Deadlineによれば、Netflixは急ピッチで準備を進めており、「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」「ディザスター・アーティスト」のような豪華アンサンブル作品になりそうだという。アパトーは監督のほかパム・ブラディと共同で脚本を執筆し、プロデュースも手がける。
アパトー監督、ピート・デビッドソン主演の映画「King of Staten Island(原題)」は、人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」でブレイクしたデビッドソンの自伝的要素をもとにしたコメディ。劇場公開ができず、6月にVOD配信されてヒットを記録した。作品の評価も高く、ユニバーサルとアパトーは賞レースに向けたキャンペーンを計画している。
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若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。 熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。 前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。
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