のん&大九明子監督がファンのお悩みを解決! 脳内相談役“A”は独特過ぎるアンサー連発
2020年11月25日 16:00

芥川賞作家・綿矢りさ氏の原作小説を実写映画化した「私をくいとめて」のお悩み相談付き上映会イベントが11月24日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、のんと大九明子監督が出席。サプライズゲストとして、主人公・みつ子の脳内相談役“A”も登場した。
第33回東京国際映画祭では、観客賞を受賞した「私をくいとめて」。のんは今回の受賞について「すごく嬉しかったです。(受賞を聞いた瞬間)うわぁって感動が押し寄せてきて……。映画は観客の方がいてはじめて出来上がるものだと思っているので、その形として賞をいただくことができて本当にうれしかったです」と笑顔を浮かべる。一方、大九監督は「まずお客さんをいれて映画祭を実施してくれたことに感謝ですね。自分自身も毎日楽しく映画を見ていましたし、映画祭に来てくださっていたお客さんも喜びに溢れていて……。映画は“不要不急”じゃないと改めて思えた中で、私どもの映画が賞をいただくことができて本当に嬉しかったです」と感慨深げに振り返っていた。

この日は公式Twitterで募集したユーザーの悩みを、のんと大九監督が解決していく特別企画を実施。最初の悩みは「色々考えすぎて仕方がないと思っていても、つい考えすぎてしまうことをやめたいです」というもの。のんは「『私をくいとめて』を見ていただいたら、みつ子が代わりに感情を爆発してくれているので、ストレス発散になると思うんですが、いかがでしょうか?」と茶目っ気たっぷりに回答。さらに「そういうとき私は絵を描いたり曲を作ったりとか制作に集中して、モヤモヤしたものを形にして解消しています」と自身の経験を絡めてアドバイスした。
「習慣にしたいことを持続して続けるにはどうしたらいいでしょうか?」という質問に、のんは「私も好きなことしか続かない性格ので、部屋の片づけをやろうと思っても結局取り掛かれなかったり……でも昨日、やっと解決法が分かって!」と切り出し「昨日パズルゲームしていたんですが、スマホのゲームって広告が入ってきたりしますよね。その時間にちょっとずつ片付ける、っていうことをしてみたんです。コツコツやっていたら昨日だけでかなり片づけが進みました! とてもオススメです!」と助言。一方、大九監督は「私も小さいころから飽き性な子だねと言われ続けて育ってきて……なかなか続かないんですよね。なので、もう“続けなくていいや”と思うようにしています。嫌になったことはすぐやめます。違うことをやっているうちに、またそれがやりたくなる……という人生ですね。続けようという負荷をかけないほうがいいのかもしれないですね」と語っていた。

次に投げかけられたのは「休みの前の日にはやりたいなと思う事を考えているのに、いざ休みの日になるとつい寝過ぎてしまったりごろごろし過ぎてしまったりで、結局何も出来なかったと後悔することが多い」という悩み。のんは「これは難しい質問ですね……。ちょっと助けを求めてもいいですか?」と劇中さながらに助けを求めると、突如“A”が降臨。“A”といえば、予告編が公開されるやいなや「Aの声が良すぎる」「ひょっとして、Aの声ってあの人……?」とシークレットキャストを予想する声が挙がり、大いに話題を集めているキャラクターのひとりだ。
“A”は「まず、朝起きることに命を注ぎましょう。けたたましい音のアラームをならすことをオススメします。曲はそうですね……運動会の徒競走で流れる曲なんかどうでしょうか? まず朝をちゃんと決められた時間に起きれば、精一杯全力で休日を過ごすことができるでしょう。“さあ、自分を奮い立たせるのです!”」とコメント。会場からクスクスと笑い声が漏れるなか、のんは「なるほど! 自分を奮い立たせるのですね。私ゆるいアラームをかけてたので、参考になりますね!」と同意してみせた。

続けて読み上げられたのは「だめだ、ためだと思いつつもご飯を腹八分目で終われません。どうすれば八分目でくいとめることが出来るでしょうか?」というもの。「まず、自分の10分割した一分目をご存知ですか? 私にはわかりません。まず一分目を把握することから始めましょう。枝豆を食べて行って、これが一分目だな、これが二分目だな……と、一分目ずつに把握していけば、八分目でくいとめることができます。“さあ、自分を奮い立たせるのです!”」とまたしても“A”らしさ全開の独特な回答。そんな自由すぎる“A”に、大九監督は「『さあ、自分を奮い立たせるのです!』なんてセリフないんですけどね(笑)!」とツッコミを入れていた。
「私をくいとめて」は、12月18日から全国公開。
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