黒木瞳、監督作公開に感慨 三吉彩花は指導に感謝「お母さんのようなお姉さんのような…」
2020年11月7日 15:54

黒木瞳がメガホンをとった「十二単衣を着た悪魔」の公開記念舞台挨拶が11月7日、都内で行われ、三吉彩花、村井良大、笹野高史、黒木監督が登壇。キャストを呼び込む前に観客の前に立った黒木監督は「ご覧になってくださった全国の皆さまに感謝します。本当にありがとうございます」と頭を下げて挨拶し、公開を喜んだ。
本作は、小説家で脚本家の内館牧子氏の著作「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」を映画化。現代に生きる青年が「源氏物語」の世界に迷いこむ異世界トリップエンタテインメントを紡ぐ。11月6日から全国43館で公開を迎えた。
客席を見渡した黒木監督は「見える景色が全く違います。女優の時はスタッフの皆さんに感謝しかなくて、監督のときは出演者の皆さんに感謝しかない。多くの方に支えられてここにいるんだなと思います」と感慨深げだった。

平安時代の美しき最強のヒロイン・弘徽殿女御を演じた三吉は、黒木監督について「撮影が始まる前からマンツーマンで指導していただいたので、現場に入ってもいい意味で空気感が変わらなかったです。やわらかくて温かい方。カジュアルに迎え入れていただいた」と振り返り、「お母さんのようなお姉さんのような感覚で一緒にいさせていただきました」と印象を語る。
共演の村井も「黒木監督の現場は明るいのと、男性スタッフのやる気がすごい」とはりきるスタッフの様子を明かすと、笹野も「現場の空気がやわらかいですよね。怒号がないですし、私もこれから事務所と話し合って女性監督の作品にのみ出演したい」と冗談めかして笑いを誘った。
なお、本作の主演は、道路交通法違反(ひき逃げ)などの疑いで、先月29日に警視庁に逮捕され、30日に釈放された俳優・伊藤健太郎が務めている。舞台挨拶の前には、司会を務めた笠井信輔アナウンサーが配給元キノフィルムズからのコメントを代読し、上映について「さまざまご意見があると思いますが、多くの方々からメッセージをいただいたこと、大勢のキャスト、スタッフが長い時間をかけて尽力してきたことに対して、報いたいという思いで配給会社として決断したものとなります」と説明が行われた。
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