伊藤万理華「サマーフィルムにのって」主演で時代劇を溺愛する女子高生に!
2020年9月26日 08:00

[映画.com ニュース] 元「乃木坂46」の女優・伊藤万理華が主演する「サマーフィルムにのって」が、2021年に公開されることが決定し、ビジュアルも初披露された。また、10月31日に開幕する第33回東京国際映画祭で特別招待作品として上映されることも決まった。
新鋭・松本壮史監督がメガホンをとった今作は、時代劇を溺愛する女子高生・ハダシを軸に、SF要素を織り交ぜながら描く青春映画。今作が長編映画デビューとなるが、ハダシ役の伊藤とはドラマ「ガールはフレンド」に続くタッグとなる。脚本は、劇団「ロロ」主宰の三浦直之が執筆。これまでも松本監督と数々の映像作品を作り上げてきており、盟友といえる存在だ。

伊藤扮するハダシは高校の映画部に所属しているが、趣味とは真逆のキラキラ青春ラブストーリーばかり制作する現状に落胆している。そんなとき、理想とする武士役にぴったりの凛太郎(金子大地)と出会ったことをきっかけに、親友のビート板(河合優実)とブルーハワイ(祷キララ)を巻き込み、時代劇の制作に奔走する。個性豊かなスタッフを集め、文化祭で上映すべくひと夏の映画作りに熱中するハダシだったが、凛太郎はタイムトラベルしてきた未来人だった……。
女優として精力的な活動を続ける伊藤は、「心がぎゅっとなる瞬間、柔らかくて誌的な言葉と空気、印象的で大好きでした」と述懐。そして「新しく映画をつくると聞いて、ものすごいスケールが大きく感じて始まる前まで緊張していましたが、始まってからは役名の通りハダシで、日々をただただ必死に駆け抜けていました。登場人物全員、本当に愛おしくて離れがたくなるくらいみんな素敵でした。早くスクリーンで会いたいです! 映画に対して好きと憧れがあるからこそ、この作品に関われたことは一生の宝物です」とコメントを寄せている。

一方、松本監督は「最高にしびれる青春映画を撮りたいとずっと思っていた」そうで、「脚本の三浦直之と作ったこの物語は、友情も恋愛もSFもアクションも、夏の空気と一緒に全部がギュッと詰まっています。自分にとって最高の長編デビュー作となりました。こんな時代ですが、スクリーンがとても似合う作品になったと思います」と手ごたえを感じている様子だ。さらに、「主演の伊藤万理華さんをはじめとした、若く魅力溢れる俳優陣の輝きを目撃してください」とキャスト陣を称えている。
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