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米アカデミー賞が新たな作品賞選出基準を制定 多様性とインクルージョンを推進

2020年9月10日 14:00

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多様性の推進に向けた取り組み
多様性の推進に向けた取り組み
写真:AP/アフロ

[映画.com ニュース]米映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が、多様性とインクルージョン(包括性)の推進を目的とするイニシアチブ「Academy Aperture 2025」の一環として、アカデミー賞作品賞の新たな選出基準を制定した。米バラエティが報じている。

2016年のアカデミー賞で俳優部門にノミネートされた20名全員が白人だったことから、「白すぎるオスカー(#OscarsSoWhite)」という批判に晒されたAMPASは以降、白人男性過多である会員構成を是正するため、シェリル・ブーン・アイザックス元会長指揮のもと女性および非白人の会員数を倍増させるなど、多様性の推進に向けた様々な改革に取り組んできた。

そしてこのほど、AMPASのデビッド・ルービン会長とドーン・ホブソン最高経営責任者は、「映画製作者と観客を含む世界人口の多様化を反映するためには、我々も門戸をより大きく開く必要があります」という共同声明とともに、アカデミー賞作品賞へのエントリーに際する新基準を発表した。

(A)「スクリーンにおける描写、テーマとストーリー」、(B)「製作チームとリーダーシップ」、(C)「業界へのアクセスと雇用機会」、(D)「マーケティング/パブリシティ」という4項目に分類された新基準には、下記のようにそれぞれ1~4つの資格要件が掲げられている。
(A) 以下3つの条件のうちの1つを満たさなければならない。
1.主演または主要キャストのうち最低ひとりがアジア系、ヒスパニック系、アフリカ系アメリカ人、先住民など、人種的・民族的マイノリティであること。
2.そのほか脇役を演じる全俳優の30%が、女性、非白人、LGBTQ、障害者のうち2つの少数派グループに属していること。
3.ストーリーまたはテーマが、前述の少数派グループに関するものであること。
(B)
監督や脚本、キャスティング、撮影、衣装、編集、美術、音響といった主要部門のトップのうち最低ふたり、または全スタッフの30%が、前述の少数派グループに属していること。
(C)
同少数派グループに属する有給インターンを、撮影における主要部門ならびにポストプロダクション、配給、宣伝などに起用すること。
(D)
製作・配給を手がけるスタジオ各社が、同少数派グループに属する複数名のエグゼクティブを擁していること。

新たに設けられたこれらの基準は、21年米公開作を対象とする第94回と翌第95回アカデミー賞に関しては所定の書類を提出するのみでOKだが、24年の第96回アカデミー賞からは、4項目中2項目を満たした作品だけが、作品賞候補としてエントリーできるという。

第93回アカデミー賞授賞式は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で日程延期となっており、21年4月25日に行われる予定だ。

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