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「サカサマのパテマ」吉浦康裕監督のオリジナル劇場アニメ、21年公開 少女が歌う特報公開

2020年9月10日 16:00

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画像1(C)︎吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会

[映画.com ニュース]「イヴの時間」「サカサマのパテマ」の吉浦康裕が原作・監督・脚本を務めるオリジナル劇場アニメ「アイの歌声を聴かせて」が、2021年に公開されることが決定した。あわせて、キービジュアルと特報映像も披露された。

ストーリーやキャストは明かされていないが、30秒の特報映像では「あなたは今幸せかな 教えてほしいな」と歌う転校生の少女・芦森詩音が、クラスメイトたちと交流する様子が描かれている。

劇場アニメ「海辺のエトランゼ」の原作者である漫画家の紀伊カンナがキャラクター原案を手がけ、テレビアニメ「のだめカンタービレ」の島村秀一が総作画監督・キャラクターデザインを担当。「コードギアス」シリーズの大河内一楼が共同脚本を務め、「食戟のソーマ」「とある魔術の禁書目録」シリーズのJ.C.STAFFがアニメーション制作を担う。

吉浦監督は「この映画には色んなキャラクターが登場します。みんなちょっとだけクセがあって、それぞれに悩みを抱えている等身大の高校生です」と説明し、「もしそんな彼女らに、日常の斜め上を行く出来事が降りかかったら? きっと驚いて、戸惑って、笑って、泣いて。そして気が付くと、日常が少しだけ楽しく前向きになっている……そんな映画にしようと思っています」と作品の狙いを語っている。

吉浦監督から“普遍的なキャラクター像”を求められたというキャラクター原案の紀伊は、「脚本やコンテを読んだ際に、吉浦監督が良い意味で今までとは違う『王道』をやろうとしているのが伝わってきてワクワクしました」と述べ、共同脚本の大河内は、「この作品は歌が多く出てくるのですが、そこは一時的に脚本から手離れする感じがあって、イメージするのに苦労しました。でも実際に形になって歌と演出がほどこされたフィルムは想像の何十倍も楽しかったです」と脚本から映像への飛躍を称賛している。

キャラクターデザイン・総作画監督の島村は、オリジナル劇場アニメにメインスタッフとして参加するのは本作が初めて。「キャラクター設定に入る前にすでに絵コンテは完成しており、なおかつセリフやBGMまで仮とは思えない完成度で入ってました」と制作当初のエピソードを明かし、「最初に絵コンテを読ませていただいた時に感じた、面白い! という気持ちを観る方に更に、面白い!! と感じてもらえるように頑張っております」と意気込みのコメントを寄せている。

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