仲野太賀&若葉竜也、主題歌「夏の花」を熱唱! 石井裕也監督作「生きちゃった」特報第2弾
2020年8月18日 15:00

[映画.com ニュース]石井裕也監督のオリジナル脚本による最新作「生きちゃった」の特報(夏の花ver.)が、このほどお披露目された。
本作は、2019年6月の上海国際映画祭で発表され、香港国際映画祭と中国のヘブン・ピクチャーズが共同出資するプロジェクト「B2B(Back to Basics) A Love Supreme」(原点回帰、至上の愛)の1本として製作されたもの。「町田くんの世界」に続いての石井組となった仲野太賀が主演し、大島優子、若葉竜也が共演。毎熊克哉、嶋田久作、伊佐山ひろ子、原日出子ら実力派が脇を固め、韓国の映画監督としても知られるパク・ジョンボムも出演している。
山田厚久(仲野)と奈津美(大島)、そして武田(若葉)の幼馴染み3人は、青春時代をいつも一緒に過ごしてきた。結婚した厚久と奈津美には5歳の娘がおり、平凡だがそれなりの生活を送っていた。しかし、奈津美の浮気を知った厚久は怒ることも悲しむこともできず、感情に蓋をすることしかできない。その日を境に3人の関係は歪んでいき、物語は衝撃的な展開へと向かっていく。
特報(夏の花ver.)は、7月25日に発表された特報第1弾では見られなかった新規映像に加え、仲野と若葉演が歌い上げる主題歌を収録。同曲は、厚久と武田が奈津美を思って作った「夏の花」。松たか子、藤井フミヤにも楽曲提供しているシンガーソングライターで、本作の音楽も手掛けた河野丈洋が作詞・作曲を担当している。
厚久と武田が路上でアコースティックギターを奏で、マイクを使わずに真っすぐに歌を唄う光景、2人の過去の姿、物憂げな表情やむさび泣く現在の姿を活写。「これは一人の女のために二人の男が作った歌」というテロップの後に、さまざまな表情を浮かべた奈津美をとらえている。
「生きちゃった」は、第42回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)のオープニング作品として、9月12日に世界最速上映を行い、10月3日から東京・渋谷ユーロスペースほか全国公開。なお、10月以降には、英題「All the Things We Never Said」で中国、香港、台湾、マカオなどで上映を予定している。
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