「A.B.C-Z」メンバー総出演で学園ドラマ初挑戦! 定時制高校を舞台にした「ワンモア」制作決定
2020年8月15日 08:00
[映画.com ニュース]人気アイドルグループ「A.B.C-Z」が主演する連続ドラマ「ワンモア」の製作が決定。デビュー後初となる学園ドラマへの挑戦。高校での学園生活を経験していないという「A.B.C-Z」のメンバーにとって、学園ドラマというジャンルには特別な想いがあるようだ。
物語は、それぞれ事情を抱えた5人の若者が夜間定時制高校に通い、他人の人生と触れ合うことで成長していくさまを描いたもの。制作のきっかけは、2019年4月に放送された「ぼくらのショウタイム」だ。同作は、メ~テレの人気情報番組「デルサタ」で、濱口優の一言から始まった「A.B.C-Z」主演ドラマ企画。地上波での放送のみならず、オンエアされなかった部分を含むスペシャルバージョンが、全国13の映画館で上映された。その舞台挨拶の際、橋本良亮が「学園ドラマをやりたい」と話し、演出を務めた榊英雄監督が「定時制だな!」と切り返していた。
榊監督は「メンバー全員のバックボーンや、年齢を超えた仲間との絆、社会で培ってきた経験など、彼らにしかない境遇があるからこそ、等身大の彼らが出演する定時制を舞台にした学園ドラマに挑戦してもらいたい」という思いから企画をスタート。「A.B.C-Z×メ~テレ」の第2弾企画となる本作では、メンバーの見たこともない一面を引き出すべく、キャラクターを“逆当て書き”。また、27歳の橋本良亮を除き、メンバーの大半が30代。劇中では10代の高校生を演じるということではなく、等身大の姿を体現することになった。
橋本は「僕の一言で始まった企画ですので、今までのお仕事とは一味も二味も違う高揚感と責任を感じています。ドラマをカレーで例えると“すげえ濃厚”で、煮込まれて濃いシーンが沢山あるので、全編通して観て頂きたいですね」と説明。戸塚祥太と五関晃一は「今まで当たり前に行われていた、ある種の『型』はもう無くなってきているので、この時代にピッタリ合わさった作品性があります」(戸塚)、「今回のテーマ『青春に年齢は関係ない』という熱い気持ちが観た方に伝わり、学生時代を思い出すだけではなく、今も青春を感じられるんだ。という事に気付いて頂ければ嬉しいですね」と語っている。
「金髪、筋肉、塚ちゃんです!」でおなじみの塚田僚一は、トレードマークの金髪を、17年の単独主演舞台「サクラパパオー」以来となる黒髪に。「自分自身が経験していない事に向き合い、個々のキャラクターが濃く、リアリティもあるので、 演じていて毎日楽しいですね。また、元々の自身のパーソナルな要素である、金髪を黒髪に変えてみました。後ろ姿だと、メンバーにも気付いてもらえません…(泣)。観て下さっている皆さんにも、後ろ姿だと気付いてもらえない不安さはありますね」と胸中を吐露している。
河合郁人は「A.B.C-Zとして、グループ主演なのですが、それぞれが主役になる瞬間があるので、観る方がどの役に感情移入しても楽しめる作品」とアピール。「今まで演じた中で一番“普通の役”だからこそ難しさを感じます。我々の年齢を考えると、学園ドラマは難しいと諦めかけていましたが、定時制というアイデアから、諦めなくて良かったです。僕は教師役ですが(笑)。成長は人それぞれですし、スピード感も環境によって変わりますので、気付くタイミングに年齢は関係ないと思います。それを感じられるドラマだと思います。この作品を通して感じた事は、学校にいるってだけで楽しい!! これに尽きます」とコメントを寄せている。
「ワンモア」は、21年にメ~テレ放送、全国配信を予定。
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