コロナ禍により公演を断念した劇団スパイスガーデン 松本優作監督と短編映画制作、主題歌を一般公募
2020年8月4日 18:00
[映画.com ニュース] 東京を拠点に活動する「劇団スパイスガーデン」と松本優作監督(「日本製造 メイド・イン・ジャパン」「Noise ノイズ」)がタッグを組んだ短編映画「トーキョー・サンライズ」が製作されることがわかった。あわせて、8月5日から劇団公式サイト(http://atmovie.tv/spaga/)で主題歌の一般公募を実施する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2020年夏の公演中止を余儀なくされた同劇団。公演は断念したが、劇団として何かを届けたいという情熱は消えることがなく、短編映画を製作するプロジェクト「Spice Garden Film project」を始動させた。「MOOSIC LAB 2018」で3冠に輝いた「日本製造」や、第41回モントリオール世界映画祭、第25回レインダンス映画祭などに正式出品された「Noise」の新鋭・松本監督が企画に賛同。劇団員6人の意見や考えを聞き、“ウィズコロナ”の物語を紡ぐオリジナル脚本を執筆した。タクシードライバーの日常を通して、“今”という時代を多角的に描き出す。
さらに本日8月4日から、“応援購入”サービス「Makuake」(https://www.makuake.com/project/spice_garden/)をスタート。支援者には、メイキング映像やオリジナルフォトブック、オリジナルTシャツなど、様々なリターンメニューが用意されている。同月5日からは主題歌を一般に募集。新たな才能とのコラボレーションにも挑戦する(該当者なしの場合もあり)。募集要項は、劇団公式サイトで確認できる。
同劇団のリーダーを務める山中雄輔は、「この状況がこの先どう収束するかはわかりませんが、僕らが公演をできるようになるのは、皆さんが不安なく劇場に来られる日だと思っています。その時が来るまで辛抱強く待つという事が劇団員全員の今の気持ちです。ただ、その期間の中で、僕たちは劇団としての活動を止めたくありません。表現方法を模索して、僕たちなりのメッセージを作品を通して届けたい気持ちがあります」と心情を吐露。そして新たなプロジェクトについて「今、現状変化していく世の中で劇団として何ができるのか、新たな劇団スパイスガーデンの可能性を探りたいと思っています。その新たな試みを是非支援し、応援していただけたら、大変嬉しいです」とメッセージを託した。
松本監督は「本作は、コロナ禍を通じて、私たちはこれからどう生きていくべきなのか? という問いに劇団スパイスガーデンの皆さんと真摯に向き合って作品を作りました。僕たちがこの数ヶ月で感じたことが詰まった映画になっていると思います」とコメントを寄せた。
「トーキョー・サンライズ」は、秋ごろに完成予定。今後は配信での限定公開や、映画祭への出品を目指している。
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