中国の映画館、7月20日から営業再開 「2時間超の作品は上映NG」という厳しいルールも
2020年7月17日 14:00

[映画.com ニュース] 中国の映画局が7月16日、「感染予防措置が実施されている前提での映画館の再開について」という通達を出したと、中国のメディアが一斉に報じている。これにより、中国政府が定めた「低リスク」のエリアにある映画館では、7月20日から条件付きの営業を行えることになった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、1月23日から営業を停止し続けていた中国の映画館。大規模なリストラを行う可能性を示していた大手映画会社「万達電影」は、上半期の赤字額は約15億~16億元(約230億~245億円)と発表。6月10には、映画会社「博納影業」の副総裁が飛び降り自殺するというニュースが世間に衝撃を与えた。約半年間、暗雲が立ち込めていた中国映画界。ついに“映画館再開”という吉報がもたらされた。映画館再開の情報が解禁された直後には、第31回東京国際映画祭「アジアの未来」部門の作品賞を受賞した「はじめての別れ」が、7月20日に公開されることも明らかになっている。

しかし映画館の再開については、いくつかの条件をクリアしなければならないようだ。感染予防措置の実施はもちろんだが「各上映の着席率は30%以下」「上映回数は通常時の50%」「チケット販売はすべてオンライン販売に変更」という制限がある。特に驚いてしまうのが「1回の上映時間が、2時間を超えてはならない」というもの。この条件は、中国のSNSにおいて議論の的となっている。
今回、中国本土の映画館再開について、ポータルサイト「新浪(SINA)」の映画部編集長・張浩洋氏に意見を求めた「中国本土の映画館は180日閉鎖され、やっと嬉しいニュースが出ました。今、皆が燃えています! ですが、たくさんの課題が残されています。30%以下の着席率、上映時間は2時間を超えてはならない――多くの作品に影響を与えるでしょう。映画業界の復活は、長期戦です。業界の皆さん、そして観客の皆さんは一緒に頑張りましょう! 今までにない困難を、一緒に乗り越えましょう!」と前向きなコメントを寄せている。
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