中村倫也が訪れた町の“異常性”が明らかに!「人数の町」暴力とエロスの気配に満ちた予告完成
2020年7月7日 08:00
本作は、木下グループが主催した2017年の第1回新人監督賞で、241本の作品から準グランプリに輝いた作品。物語の舞台は、衣食住が保証され、セックスで快楽を貪ることも可能だが、決して離れることはできない町。借金で首の回らなくなった蒼山(中村)は、黄色いツナギを着て蒼山のことを“デュード”と呼ぶ髭面の男に誘われ、その奇妙な町に足を踏み入れる。やがて住人となった蒼山は人々との交流を通して謎に迫っていく。
暴力とエロスの気配に満ちた予告編では、意思が弱く、世の中に居場所がない者たちが集う町の“異常性”が明らかに。自由と友愛の印であるパーカーの着用、町のバイブルであるガイドの熟読を指示され、首元に何かを埋め込まれる蒼山。やがて、妹を探しに自らの意志で町へやって来た紅子(石橋)と出会ったことで、「出るのも入るのも自由だが、離れられない」という町の真実に近づいていく。また場面写真では、物憂げな表情でバスに乗る蒼山と紅子、選挙の投票所のような場所などが写し出されている。
「人数の町」は、立花恵理、橋野純平、植村宏司、菅野莉央、松浦祐也、草野イニ、川村紗也、柳英里紗、山中聡も出演。松本人志出演のタウンワークのCMやMVなどを多数手掛ける荒木伸二監督が、初めて長編映画のメガホンをとっている。9月4日から東京・新宿武蔵野館ほか全国公開。
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