オスカー受賞の石岡瑛子さん回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」11月14日から開催
2020年7月1日 13:00

[映画.com ニュース]1993年にフランシス・フォード・コッポラ監督の「ドラキュラ(1992)」の衣装で、第65回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した国際的アートディレクター石岡瑛子さんの、世界初の大規模回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」が東京都現代美術館で11月14日から開催される。
多岐に渡る分野で世界を舞台に活躍し、2012年に死去した石岡さんが手がけた広告、映画、オペラ、演劇、サーカス、ミュージックビデオ、オリンピックのプロジェクトなど、その唯一無比の個性と情熱が刻印された仕事を総覧する企画。展示では、集団制作の中で個のクリエイティビティをいかに発揮するかに賭けた「石岡瑛子の方法」を、デザインのプロセスを示す膨大な資料とともに紹介し、その秘密に迫る。

石岡さんは、85年にポール・シュレイダー監督の「Mishima: A Life In Four Chapters」(日本未公開)でカンヌ映画祭の芸術貢献賞、87年にマイルス・デイビスのアルバム「TUTU」のジャケットデザインを手がけ日本人女性初のグラミー賞を獲得。遺作となった「白雪姫と鏡の女王」で第85回アカデミー賞の衣装デザイン賞にノミネートされた。これらのほか、世界各国のアーカイブから集められた映画・舞台衣装の展示も必見だ。
会期は、2020年11月14日~2021年2月14日。月曜休館(祝日を除く)。観覧料は、一般1800円、大学生・専門学校生・65歳以上1300円、中高生700円、小学生以下無料。
(C)2011 Relativity Media, LLC. All Rights Reserved.
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント