役所広司、日本映画界のため「映画館に行こう!」キャンペーンアンバサダー就任
2020年6月30日 14:49

[映画.com ニュース] 俳優の役所広司が6月30日、都内の劇場で行われた「『映画館に行こう!』キャンペーン2020」の概要発表会見に出席し、同キャンペーンのアンバサダーに就任したことが明かされた。この日は、「映画館に行こう!」実行委員会顧問で日本映画製作者連盟会長の岡田裕介氏、同実行委員会の委員長である松岡宏泰氏が登壇した。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、劇場の休館や公開延期が相次ぐなど苦難にあえぐ日本映画界を盛り上げるため、日本映画製作者連盟、全国興行生活衛生同業組合連合会、モーションピクチャー・アソシエーション、外国映画輸入配給協会からなる同実行委員会のなかで、「自然発生的に業界全体として盛り上げていかなければならないんじゃないか」と立ち上がった取り組み。公式サイトと公式YouTubeチャンネルが開設され、アンバサダーの役所を皮切りに俳優、監督らが映画界への思い、思い出の映画、新しい映画観賞様式についてリレー形式で紹介していく。

松岡氏は、役所の起用について「製作、配給、興行の垣根を超えた取り組みのなかで、『顔』的な方を選びたかった。皆が役所さんにお願いしたいと思うなか、快諾していただいた。映画界全体を通して御礼を申し上げたい」と話した。一方の役所は開口一番、「やっと撮影の現場も動き出したようです。皆、一生懸命に頑張っています」と挨拶。そして「年だけは取っているけど、本当はこういうのは苦手。でも長年、映画界には世話になってきたから。隙だらけのトップバッターだと、後の人がやりやすいでしょう」と笑みを浮かべた。
ステイホーム期間中も、俳優仲間とは連絡を取り合い情報交換をしていたという役所。今後の撮影現場では、これまで通りにとはいかないことが予想されるが、「覚悟と努力があれば、作品は生まれると信じている。映画は、映画館で見ていただくために作っています。コロナショックを乗り越えて、もっと豊かで誇らしい日本映画界になるように頑張っていきたい」と語気を強めた。

また、同キャンペーンは8月31日までの約2カ月と発表。消費者への還元などの有無を問われた松岡氏は、「まだ発表できる段階ではありませんが、業界全体で取り組むなかで、敷居を下げて来ていただけるような施策を考えています。期間は、まずこの2カ月を第1段階ととらえてもらい、継続的にやっていきたいと思っています」と説明した。
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