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史上最年少でベネチア女優賞、4歳の少女の名演に感涙必至!「ポネット」6月27日リバイバル公開

2020年6月21日 14:00

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史上最年少の年齢でベネチア国際映画祭主演女優賞を受賞
史上最年少の年齢でベネチア国際映画祭主演女優賞を受賞
(C)1996 StudioCanal – Les Films Alain Sarde – Rhône Alpes Cinema

[映画.com ニュース]フランスの名匠ジャック・ドワイヨンが死んだ母の帰りを待ち続ける幼い少女のひたむきな姿を描き、主役ポネットを演じたビクトワール・ティビゾルが、4歳という史上最年少の年齢でベネチア国際映画祭主演女優賞を受賞(受賞時は5歳)したヒューマンドラマ「ポネット」が、往年の名作を劇場公開する企画「the アートシアター Vol.3」で、6月27日からリバイバル公開される。

1996年に製作され、日本では97年に初公開。Bunkamuraル・シネマで32週にわたってロングラン上映されるなど、ミニシアター映画として大ヒットを記録。ポネットの母を「主婦マリーがしたこと」のマリー・トランティニャン、父を監督としても活躍するグザビエ・ボーボワが演じた。

交通事故で母を亡くした4歳の少女ポネットは、突然の出来事にその事実を受け入れることができない。叔母の家に預けられ新たな生活が始まる中、ひたすら母の帰りを信じて祈り続ける。周囲の大人たちはそんなポネットに「死」の概念を教えようとするが、彼女はますます自分の世界に閉じこもっていく。

画像2(C)1996 StudioCanal – Les Films Alain Sarde – Rhône Alpes Cinema

ティビゾルは、母を亡くし、その死を受け入れられない少女という非常に難しい役柄を熱演。その健気な姿が観客の心を揺さぶり、多くの観客がとめどない涙をこぼした。

劇中でいつも悲し気な困った顔を見せるポネットだが、撮影現場でのドワイヨン監督とのオフショットでのディビゾルの表情や姿を見ると、ドワイヨン監督に信頼を寄せているのが一目でわかる。なお、ティビゾルは、その後はラッセ・ハルストレム監督「ショコラ」でジュリエット・ビノシュの娘役を演じて来日も果たしている。

「the アートシアター」第3弾「ポネット」は、6月27日からユーロスペース他にて全国順次公開。

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