マーク・ラファロが1人2役「アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」7月28日配信決定!予告編も公開
2020年6月18日 12:00
[映画.com ニュース] 世界的ベストセラー小説「この手のなかの真実(原題:I Know This Much Is True)」を、米有料チャンネルHBOがマーク・ラファロ主演でドラマ化した「アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」が、7月28日からAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX」で独占配信されることが決定。ラファロが1人2役を演じている様子を収めた予告編が公開された。
原作は、米作家ウォーリー・ラムが1998年に発表した小説。ドラマでは、20世紀後半のアメリカを舞台に、主人公ドミニクが妄想型統合失調症の双子の兄トーマスを支えるなかで直面する試練と不幸を通じて、裏切りと許し、自己犠牲といったテーマを描く。「ブルーバレンタイン」のデレク・シアンフランスがドラマ作品で初めて監督&脚本を手掛け、ラファロ、原作者のラムらと共同で制作総指揮を兼ねた。ラファロのほか、双子の母親役でメリッサ・レオ、トーマスの精神科医役でアーチー・パンジャビ、ソーシャルワーカー役でロージー・オドネル、双子の家族の秘密を明かすキーパーソンとしてジュリエット・ルイスが出演している。
一卵性双生児の双子を1人2役で演じたラファロは、役作りのため統合失調症について入念なリサーチを行っただけでなく、ドミニクと、投薬の影響でドミニクよりもひと回り大きい設定のトーマスを特殊メイクなしで演じ分けるため、過酷な体重調整を実行。撮影開始前に9キロ減量し、15週間にわたりドミニクのシーンを撮影した後、5週間かけて18キロ増量してトーマスのシーンを撮影したという。
公開された予告編は、ドミニクが妄想に苛まれるトーマスの世話をし、精神疾患に理解のない義父をたしなめる様子から始まる。幼少期からトーマスを守る役割を担い、仕事、彼女との関係など自分の人生を犠牲にしながら生きるドミニクだが、母の危篤を理解しないトーマスについ怒りをぶつけてしまう。幼少期のつらい思い出、元妻との離婚の原因となった悲劇など、自身の問題を抱えながらも、最後までトーマスを守り抜こうとするドミニクの姿が心を揺さぶる仕上がりとなっている。
「アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」は、7月28日からAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX」で独占配信されるほか、BS10スターチャンネルでも8月26日午後11時から独占日本初放送される。