主演女優降板の「バットウーマン」、シーズン2は新キャラでリブート
2020年6月11日 11:00
[映画.com ニュース] 米DCコミック原作の実写ドラマ「バットウーマン」で主人公ケイト・ケインを演じていたルビー・ローズが降板したことを受け、シーズン2からは新キャラクターを主人公にリブートされることが明らかになったと、米TV Lineが報じている。
「バットウーマン」は、女性版「バットマン」としてDCコミックに誕生。2006年に主人公ケイト・ケインはユダヤ系のレズビアンという設定に改められ、以来、アメコミ界のLGBTキャラクターの草分けとして人気を博してきた。「ARROW アロー」「THE FLASH フラッシュ」「SUPERGIRL スーパーガール」「レジェンド・オブ・トゥモロー」など、DCコミック原作の実写ドラマを複数抱えているバーランティ・プロダクションが手がける「バットウーマン」は、19年10月に全米放送を開始。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、当初予定していた22話よりも2話少ない20話でシーズン1を終了している。先日、ヒロインを演じる豪女優ローズが、シーズン1で卒業することを発表したため、その後の対応に注目が集まっていた。
「バットウーマン」のショーランナーを務めるキャロライン・ドライス(「ヴァンパイア・ダイアリーズ」)はこのほど、米テキサス・オースティンで行われるATXフェスティバルにオンラインで登場。「正直に言うと短い間、ソープオペラ的な代役を立てることを検討していました。すでに数エピソードを執筆していたので、それがもっともスムーズに移行できる方法だと思いましたから」と語った。
ソープオペラと呼ばれるアメリカの昼ドラでは、「007」シリーズのように同じ役柄を異なる役者が演じさせるのは珍しくない。「バットウーマン」としても2代目ケイト・ケインを探すつもりでいたが、制作総指揮グレッグ・バーランティの助言により、新キャラクターでリブートを行う決断を下したという。
新ヒロインはライアン・ワイルダーという20代の女性で、観葉植物とミニバンで暮らしている設定だという。新キャストは今後発表される予定だ。