米カリフォルニア州、映画・テレビの撮影再開にゴーサイン
2020年6月9日 12:00

[映画.com ニュース] 新型コロナウイルスの感染者減少に伴い全米各地で制限措置の緩和が進むなか、米カリフォルニアのギャビン・ニューサム州知事は6月5日(現地時間)、当該郡公衆衛生当局の承認を得ることを条件として、同月12日から州内における映画およびテレビ番組の撮影再開を認める方針を示した。
5月20日、業界関係者らとの会合に臨んだニューサム州知事は、数日内に撮影再開に向けたガイドラインを公表するとしていたものの、他業種の営業再開と足並みを揃える必要性から発表を見送っていた。一方で、ハリウッドのメジャースタジオやテレビ局、各種労働組合の代表者からなるタスクフォースは、撮影再開に際して新たに導入する安全対策を綴った22ページに及ぶ提案書を作成し。全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)を通じて全米50州の州政府に送っていた。
米Indiewireによれば、同提案書にはスタッフに定期的な検温と検査、マスクの着用を義務づける、セットに入るスタッフの人数を制限する、撮影期間および1日の撮影時間を極力短縮する、セット内では他人と約2メートルの距離を保つ、といった具体策が詳細に記されているようだ。今回カリフォルニア州公衆衛生局が発表したガイドラインは、「COVID-19(新型コロナウイルス)の感染リスクを軽減するため、制作会社、キャスト、スタッフ、撮影に携わるその他関係者は、労使双方が合意した安全手順、ならびに当該郡における公衆衛生管理者の指示に従うこと」という一行のみで、撮影再開に際して求められる具体的な条件等については言及していない。
米バラエティによれば、映画産業の中心地であるロサンゼルス郡の公共衛生当局は、同郡内での撮影再開に向けた独自のガイドラインをすでに作成済みで、州知事からのゴーサインを受け、早ければ数日内にも発表する見込みとのことだ。
3月中旬からほぼ全面的にシャットダウンしていた映画の都ハリウッドが、再生に向けいつどんな形で動き出すのか、ロサンゼルス郡当局による指針の発表も含めた続報が注目される。
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