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「ミニシアター・エイド基金」クラウドファンディングが国内最速3日で1億円突破!

2020年4月16日 17:30

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「ミニシアター・エイド基金」ロゴ
「ミニシアター・エイド基金」ロゴ

[映画.com ニュース] 4月13日からクラウドファンディングがスタートした「ミニシアター・エイド基金」プロジェクトは、当日午後4時に配信で記者会見を行い、開始24時間で5500万円、15日午後9時45分に目標金額の1億円を突破し、国内最速記録を達成した。1億円達成は、文化芸能活動のクラウドファンディングで日本初となり、プラットフォームのMOTION GALLERY史上初のプロジェクト(https://motion-gallery.net/projects/minitheateraid)となった。

「ミニシアター・エイド基金」とは、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令され、政府からの営業自粛要請が続く中、閉館の危機にさらされている全国の小規模映画館「ミニシアター」を守るため、深田晃司監督、濱口竜介監督らが発起人となり、有志メンバーで立ち上げたプロジェクト。「外出自粛の状況があと3カ月続いた時に、閉館の危機に直面する運営団体」を対象に、現在、85劇場72団体が参加しており、寄付の形で支援金が分配される。4月17日まで新たなミニシアターの参加を受け付けている。

賛同人として会見にもコメントを提供した片渕須直監督は「なんという加速度でしょう! 全国のミニシアター、あるいはそこにつながる映画界に心を寄せて下さる方々がおられることが、刻々と支援の数字として示されていきます。なんとありがたく、心強いことでしょう!」と感謝のコメントを寄せた。

濱口監督は最初の目標を達成できたことについて「一番の理由は多くの人が、ミニシアターで映画の魅力を知った、という自分の記憶に行き着いたことだと思います。だから、このファンディングは支援という以上にその体験への『恩返し』なのではないでしょうか」と話している。

深田監督も感謝とともに「映画ファンの想いの強さは私たちの想定をはるかに超えていました」とし、新型コロナウイルス感染が悪化していく状況に「より十分な支援を多くのミニシアターに届けるため目標設定の見直しを私たちは検討しています」と、引き続いてのさらなる支援を呼びかけている。

なお「ミニシアター・エイド基金」は、署名活動などを通じて政府への提言を進める「#SaveTheCinema『ミニシアターを救え!』プロジェクト」とも連携している。「SAVE the CINEMA」への署名は14日までで6万6000筆が集まり、15日に要望書を4省庁に提出した。

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